銀魂感想 語りすぎなんじゃないのコレェェ



第115訓 食べ物の好き嫌いが多い人は人間の好き嫌いも多い
皿を割られたばかりか、血にまみれた沖田(と西野)。
それを見て怒りに震える近藤さん。
沖田を胸に抱く姿は、まるで息子を抱く父のよう。
「また俺のことおちょくってんだろ?その手にはのらんぞ!!
なァオイ総悟!!
返事しろよ総悟!!」
必死に沖田に呼びかける近藤さん。
しかし沖田は答えない。
力なくうな垂れる沖田の横顔、こびり付いた血。
凄惨な沖田の姿に、近藤さんは咆哮する。
「…許せねェ
絶対許せねェェェェ!!
ここまでやる必要があんのかよォ!!
皿割ったら終わりじゃねーのかよ!」
そんな近藤さんの姿を後ろで見つけていた新八。
ふと畳に転がっていた携帯に気づきます。
もしや犯人の証拠があるかも…と携帯を手に取る新八。そこには…
宿敵沖田(と西野)を倒し、ご機嫌な神楽ちゃんの姿が!!
………………………。
バキ ガシ
証拠隠滅。
「チキショー!!
沖田さんやったの誰だコルァァァ!!
皆目見当つかねーよ!!」
偽証。
2つの罪を重ねた新八。もう何も知らなかったあの頃には戻れない。

そんなわけで、よごれっちまった新八と近藤さんが、奥の部屋へと進んでいくと。
北大路と土方がお食事中。
アラァ。2人っきりのところ、邪魔しちゃってごめんなさいね〜。
おばちゃんは退散するから、後はごゆっくりどうぞ〜。
と、ばかりに退散する新八と近藤さん。
スー パタン
「ちげーだろ!!」
というノリツッコミが今週のツカミです。

さて、では何ゆえ食事なぞしているのか説明してもらいましょうか?
「腹が減っては戦はできぬ」
と律儀に答える北大路。
しかも近藤さんと新八にも食事を勧める紳士な態度。
しかし土方は
「余計な手ェ出すなよ」
と一人でやる気満々です。
やるっつっても、チャーハンを食すことをやる気満々なんですけどね。

まったりした食事風景を見て、呆気に取られる新八と近藤さん。
しかし、これはただの食事ではないのだ。
北大路氏は説明します。既に勝負は始まっているのだ、と。

そして一通り語ると、北大路氏はおもむろにケチャップのふたを開け。
天高くケチャップを掲げ。
さながら天から注ぐ神の光の如く、オムライスを赤く染めてあげていった。
その所作は神聖な儀式にも似て。
何者も彼の儀式を止める事はできずに。
ただ黙って見守ることしか出来なかった。

そして赤い塊と化したオムライスを頬張りつつ、ケチャップ談義を始める北大路氏。
「俺は周囲からは生粋のケチャラーとおもわれているが、実はトマトの類が大の苦手。
見るだけで吐き気がする」
まさかの意外性。
このギャップで、多くの女性を陥としてきたともっぱらの噂です。
更に語る北大路氏。
「これが俺の鎖…
嫌いなものを過度に食することにより、折れない屈強な精神をつくりあげる
今では苦手だったトマトも大好きになり、トマトにケチャップをかけて食すほど」
人は変わっていく生き物。でもそれは決して悲しいことじゃない。
変わることで、今よりも強くなれることだってあるのだから…。
いやでも、修行の意味とかなくなってますけど、そこんトコどーなの?
そんな北大路氏に対抗して、我らが真選組副長土方十四郎さんは…
「なっ…なんだその白いのは!?」
「マヨネぃ〜ズ」
なんで外人的発音!?
更に
「実はマヨの類が大嫌いでキューピーちゃんを見るだけで吐き気がする」
ウソつき!
自分のプライドを守るためなら、平気でウソをつくのね。ひどい人!
しかし、このあからさまなウソを北大路氏は信じてしまいます。
なんでだよ!
マヨが嫌いなのとキューピーちゃんが嫌いなのとは別問題だろ!?
理屈に合ってないのに、なんで信じちゃうんだよ!?

そして食後の一服を要求する土方に、北大路氏斬りかかります。
「タバコの前にごちそうさまはどうした」
うむ、確かに。
ご飯を食べたらごちそうさま。それくらい子供だって知ってますよ、土方さん。
小学生並の注意を受けた土方。
大人な土方は、ここで子供じみた反発はせず、
「クソまずい飯ごちそうさんでした」
と……。
子供か!変なところで意地はるの止めようよ、大人なんだから。
一応、ごちそうさまを言わせた北大路氏、律儀に灰皿を土方に渡します。大人ですね。
「ほら 灰皿だ!!」
投げるな危険。
大皿めがけて飛んでくる灰皿をハッシと掴む土方。
その隙を逃さず突いてくる北大路氏。
それを足で受け止める土方。
お見事。
しかし勢い余って庭まで吹き飛ばされる。
スピード感あふれる攻防。
バトル漫画っぽいです。まるで銀魂じゃないみたい。

この息詰まる攻防により、北大路氏は土方の弱点を見抜いていた!
「貴様の手は読めているぞ
あえて大技で隙をつくり敵を誘い、打ちこんできたところを その持ち前の勘で とらえてさばく
戦闘ロジックがしっかり組み立てられている!?
なんかスゴイ。ほんとに今週銀魂じゃないみたい。
すごくちゃんとしたバトル漫画じゃないですか?

ここで再び斬りあいに。
そこで持ち前の勘により反撃する土方。
が、北大路氏はこれを読んでいた。
そして一言。
「勘がよすぎるんだよ 貴様は」
完全に劣勢の土方。
これを見て近藤さんは焦ります。
「あの男、トシのクセをあの短時間で見抜いた」
真剣での立ち会いと道場剣術との違い。そしてその違いをアドバンテージとすることが出来るだけの身体能力。
「攻めると見せて引き、引いたと見せて攻める
無数の擬餌を無意識で反応してしまうギリギリのレベルでくり出してくる」
まさしく北大路氏は達人。
そんな北大路氏に翻弄され、川に落とされる土方。
しかし土方も、その道では一流。
やられっぱなしでいられるかァ!!
橋を突き破り、反撃。
腕一本もげようが足一本とられようが
首つながってる限り戦わなきゃなんねーのが真剣勝負ってもんだ

滴る水と血とが、いい具合に男前度を上げています。
アンタやっぱかっこいいなあ。

がむしゃらな土方の戦いぶりに、芋流派と眉をしかめる北大路氏。
そんな北大路氏に、土方は不適な笑みを浮かべ
「灰皿借りたぜ
タバコ吸わねーと調子でねーんだ」
まさか…あの一瞬で俺の皿を奪った……?
顔色を変え、突っ込んでくる北大路氏。
でも。
アレ?ある
皿はきちんと付いてます。
その灰皿はさっき貴方自身が投げたものですよ。

そんなわけで、
「擬餌だかなんだか知らねーが だまくらかしあいなら負けねーよ」
そう。ルール無用の喧嘩剣法こそ真選組の真骨頂。
道場剣法に負けるはずが無い。
北大路氏に一撃入れて、土方決め台詞。
「オムライスにいくらケチャップかけようが常識の範囲内。
俺ァデザートにだってマヨネーズかける。

来いよ。本物の喧嘩見せてやる」
何このツッコミ待ちの決め台詞。
沖田先生ー!大至急、ツッコミ入れてやってくださーい!

第114訓 血とか包帯って…なんかカッケー 憧れる
沖田の攻撃を受け、流血の南戸。
しかし流血よりも顔の具合が気になる様子。
北大路氏に自分の顔の状態を聞いています。すると北大路氏
「男性器のようなツラをしている」
まだ男性器ネタ引きずってるの!?
「血まみれだ
泌尿器科へ急げ
そしてできるだけ清潔にするよう心懸けろ

しかも性病扱い!
徹底した猥褻物扱いには、信念めいたものすら感じさせます。
性病扱いされた南戸。しかしヘコみもせずに、自分の顔を見てうっとりしてます。
「やっぱいい男は血を流しても様にならァ」
どんだけプラス思考なの!?
そして仲間を呼び寄せ、記念撮影。
しかし、いざ写真を撮るとなったら除け者にされる南戸。
まあ、男性器と一緒に写真に写るのなんて誰だって嫌だもんね。しょうがないか。

そんな感じでワイワイキャイキャイとはしゃぐ柳生四天王。
放置された恒道館組は口喧嘩開始。
「万事屋トリオならしとめてたアル
一流と二流の差ネ」
と神楽ちゃん。万事屋大好きなのね!かわいい子!
そんな神楽ちゃんに沖田は
「ホームシックか」
とツッコミ。
そして土方は、
「総伍てめェ今までドコほっつき歩いてやがった?」
この人もホームシックだよ!!
知らない土地で、よく知らない娘と2人っきりにされて寂しかった様子。
幼児か!!

その後、沖田が銀さんを放置してきたと聞いた神楽ちゃん、
「私 銀ちゃん探すネ!!
ああ見えてさびしがり屋なんだぞ!!」
かわいいいいいい!!
かるがもの親子みたいですね!銀さんのあとをヨチヨチ歩いてる神楽ちゃんのイメージが私の脳を駆け巡る!

走り出した神楽ちゃん。
その真ん前を巨石がドーン。
四天王の妨害にカチンと来た神楽ちゃん。
飛んできた巨石を、まんま投げ返しました!
「邪魔すんじゃねーヨ」
ヒッ。
ついさっきまでの可愛い神楽ちゃんは何処へ行ったの!?
この鬼神はどなた様!?

そんな流れで同時進行バトルへ。
神楽ちゃんvs西野
土方vs北大路
沖田vs南戸
という3カードが組まれました。

バトル描写は、まずは沖田vs南戸。
顔への攻撃ナシを提案する南戸。
顔がボコられたら泣く女がいるだろう?と言う南戸に
「心配いらねーよ
あいにくアンタらセレブと違って 俺達ゃ芋侍は女に縁がねェ」
何をおっしゃいますやら。
皇子ともあろうお方が芋侍であるはずがないじゃないですか。
そんな沖田に南戸は
「オイオイアンタのためを思って言ってんだぜ。そのカワイイツラズタズタにされたいの?もしかしてまぐれの不意打ちきまって調子に乗ってる?おたくらマジで柳生(うち)に勝てると思ってんの?天下の柳生よ柳生おたくら芋道場とは格が違うの格が」
と105文字も使って挑発。
おやおや、弱い犬ほどよく吠えるって本当だねぇ。
「じゃあツラ以外ムチャクチャにしていいんだなァ」
とウンザリ気味の沖田。
その言葉に南戸は、皿を割らなきゃ勝てないよ。でも俺の皿がどこにあるのかわかんないでしょ?と得意げ。
が、それを言い終わるや否や沖田の刀が一閃。
南戸アッサリ吹っ飛ばされるー。
そしてサディスティック星の皇子は、ニッコリ微笑み言いました。
「俺ァ皿割りに来たんじゃねェ
柳生(てめーら)の鼻ヘシ折りに来ただけだ」
あ。こりゃ南戸死ぬわ。

こうして無抵抗の南戸を滅多打ちした皇子、南戸の髪を引っつかんで起き上がらせます。
そして首飾りの裏にくくりつけられた皿を発見して
「ツラと皿だけは傷つけねーように気をつけてなぐらねーとな」
と薄ら笑い。
グッバイ南戸。安らかに眠ってくれ。
と南戸がお星様になる事を確信した、その時―――
ドゴッ
沖田の後頭部に神楽ちゃんがヒット。
夜兎族ともあろう者が、ただの人間に負けるとは何事!?
と思ったら、神楽ちゃんの手プラプラになってます。
「皿をかばうあまり利き腕を失ったか
最早戦うのは無理。降参して皿を渡せ」
と顔の割には(失礼)紳士的な西野。
しかし、そんな申し出聞いちゃいない沖田は
「反対に戻せばなおるんじゃ」
そんな簡単にいくか!人間の身体はそんな単純な構造してねーよ!!
西野も慌てて
「あっちょっと あんま いじくんない方が…」
この人、紳士だわ〜。でも言うのちょっと遅かったね。
ボキッ
「ぎゃあああ!!」
……折れちゃった。完璧に折れちゃったよ、これ…
痛みにのたうち回る神楽ちゃんを見下ろし、沖田皇子そ知らぬ顔で、
「アレ?方向間違ったか」
この人、こえええええええ!!
そりゃ神楽ちゃんも怒るさ!反撃するさ!
で、夜兎族渾身の倍返しが沖田の脛に決まり…
ボキッ
折れたぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?

ちょっ…えっ?
この状況で同士討ち?
ギャグ展開で同士討ち?
こんなの、今だかつて見たことないよ!?
何この無茶な展開ーッ!?

同士討ちで不利になった沖田と神楽ちゃん。
屋敷の中に逃げ込みます。
そして沖田は神楽ちゃんに提案。
「…オイ
俺と組むのとアレに負けるの どっちがイヤだ?」
しかし神楽ちゃん
「どっちもクソくらえアル」
その言葉に沖田、諦めたように
「俺もクソくらえでィ」
と答えます。
この2人もここまでか…と思われましたが、しかし、神楽ちゃんの言葉には続きがあった。
「でも
やられたら 倍にして返せって銀ちゃんに言われてるネ
借りもアル」

というわけで…
「こっちだぜィ デカブツ」
と出てきた沖田は……
神楽ちゃんに肩車されてました!!
何その原始的な作戦!!もっと賢い作戦はなかったの!?
それでも
「メチャメチャ軽快に動けるっつーの
なんならタップでも踏んでやろーかコノヤロー!
と強がる沖田。
アンタは言うだけだけど、実際やるのは神楽ちゃんですよ!?
「タップは無理アル」
「タップは無理だそうだコノヤロー!」
打ち合わせくらいしておきなさいよ!
挑発が出たとこ勝負すぎるぞ沖田!

そんなグダグダタッグに容赦なく斬りかかる西野。
ここで神楽ちゃん、夜兎族の本気を見せる!
男1人背負っていても、貴様の攻撃なぞかわせるわ!!
華麗なステップで突きを全て避ける神楽ちゃん。ただし…
よけてるの下の奴だけで 上の奴全部当たってるぞォ!
人の事をどうこう言う前に、まず自分の事をきちんと出来る人間でありたい。そう考えて生きてるんですよ、神楽ちゃんは。しっかり者ですね。
というわけで西野押せ押せモード。
しかし、刀が天井に引っかかってしまう!
「この時を待っていたぜ」
と沖田。
狭い室内で 長い得物を 高い的狙って振り回せば、天井に引っ掛けるのは必然!
沖田の真の狙いはこれだったのだ!
まさかあの原始的な作戦の裏に、こんな巧みなトラップが仕掛けられていたとは…!
身動きの取れなくなった西野に襲い掛かる沖田神楽タッグ。
が。
沖田、鴨居に顔面痛打!
狭い室内で 肩車して 勢いよく走り回れば、鴨居に頭ぶつけるのは必然!
しっかーーーーし!!
夜兎族はこんなことでは終わらぬ!!
気絶した沖田の左足を掴み、雄たけびを上げる神楽ちゃん。
「ほァたァァァァァァ!!」
ひっさーーつ!!沖田ソーーーーーーード!!!

第113訓 ワレモノ注意
お皿の上に鎮座まします黒い物体。毎度お馴染みの…
卵焼きですぅ
お妙さんに、可憐な笑顔を浮かべられて、こう言い切られてしまったら、もはや何の反論もできやしません。
したら反論されないのをいいことに、お妙さんは
「卵焼きは昔から得意なんです」
だの
「もう極めたなってカンジで これ以上はないなって思ってたんですけど」
だのと言いたい放題。
挙句
「まだ魚はちょっと失敗しちゃったかな。まだ火の通りが甘いの
ですってよ!!
アナタ、これ以上火を通して、一体何を作るつもりですか!?
備長炭でも作って一儲けする腹づもりですか!?
そんなお妙さんにお滝さんのツッコミ。
「ウチのキッチンは爆心地かァァァァ!!」
ちゃぶ台ひっくり返すほどの怒りを目の当たりにしても、
「そうですね
若妻にしたら厨房は戦場ですもの。爆心地ですわ」
と相変わらずの華麗な笑顔。
何を言っても堪えないお妙さんに、お滝さんは遂に実力行使。
扇子を振り上げ直接攻撃。
愚かな!
鬼神お妙さんに物理攻撃など通用するはずがないではないですか!
案の定、お妙さんはアッサリ箸で攻撃を受け止める。
もちろん笑顔は崩れない。
恐ろしか…女の戦い恐ろしか……。
あくまでも笑顔のお妙さんに一泡拭かせようと、お滝さん
「…そこのゴミ片しておきなさい」
「犬のエサが あなたにはお似合いですよ」
と、昼メロな台詞。
が。
敏木斎様が食っちまったァァ!!
銀魂で昼メロは、ちと無理があったようですな。

一方、乗り込んできた恒道館一行は柳生四天王と対峙。
勝負のルールは柳生に決定権があると言われ、近藤さん
「ぼっちゃん剣法がコラァ
オセロでもやろうってんじゃねーだろうなコラァ」
神楽ちゃんは
「言っとくけどオセロ強ェーぞ私は!!
四つ角全部とるぞォォォォ!!なめんなヨ!!」
いや、何オセロの方向性で固めようとしてんだよ。決定権、向こうにあるって言ってるだろ!
そんな恒道館一行をサラリと無視し、話を続ける九ちゃん。
勝負は6対6のサバイバル。大将の皿を割られた方の負け。
なんだか、えらくバラエティ色の強い勝負だな。
このルールなら絶対、出川哲郎が大将!んで味方から滅多打ちにされるんだよ!(確信)
そのルールを聞き、近藤さん
「ちょっと待て
6対6って そっちは5人しかいねーじゃねーか
騙そうったってそうはいかねー
神楽ちゃんは
「オイなめんじゃねーぞ
数くらい数えられんだヨ!!
あやうく騙されるとこだったアル!!」
落ち着け!
数は数えられているけど、状況が読めてないぞ!?
算数は出来ても国語は出来ないな、キミ達!
「6対5ってこっちの方が有利だろーがァァ!!
アレ?こっちの方が有利アル…
ゴリラぁぁぁ!!
有利だぞ どーするコレ」
気づくの遅ッ!
「さ…さっき言った事はナシの方向にしろコラァァ!!
男に二言ありまくり!?
「さっき言った事はナシにしろォォ
ナメんじゃねーぞコノヤロー!」
何この可愛らしい馬鹿ども。

そしてまたしてもサラリと無視して話を続ける柳生の人たち。
アンタたち冷たいよ。
もっと絡んであげなさいよ!
ボケは寂しいと死んじゃうんだよ!

まあせいぜい頑張れよと小馬鹿にして去っていく柳生に怒りを燃やす恒道館一行。
「それでは勝負開始は20分後」
うるせー10分で始めてやるよ!
「しっかり準備しておいてください」
するかァ
ぶっつけでいくわボケェ!!

反骨精神旺盛ね。若いもんはそうでなくっちゃ!

そんなわけで、すかした柳生連にすっかりご立腹な近藤さん。
「あんな奴にお妙さんはやれんん!!」
と喚いて、土方に
「いや アンタのものでもないですけど」
とツッコまれています。
さすがは身内。
ボケが寂しくて死んじゃわないように、きちんとツッコんでくれる。これが真の優しさよね。
で、ツッコまれても近藤さんのヒートアップは止まらない。
「大将ムキ出しでいこうぜ!
丸出しでいこうぜ
いつやられてもOKみたいなカンジで!!」
と、新八の股に皿を貼り付け始めます。
これでは新八はたまったもんじゃありません。
OKじゃないっスよ!!
一発KOです そんなトコ

うむ。
新八ったら上手いこと言いましたね。
たとえ君が敗北したとしても、この上手いツッコミは人々の心に残り続ける事だろう。
フォエバー新八。

と言いますか、新八が大将なんですね。
出川扱い?
「大将は出川さんしかいないッスよ〜」
とか祀り上げておいて、後で落とそうとしてない?

で、それはともかく「みなさん皿はどこにつけるんでェ?」
たまには沖田の建設的なことを言うもんだ。
それを受けて、土方がお皿を装着した場所は眼球!
衝撃スクープ!
真選組、鬼の副長は綾波オタだった!?
関係者O氏が本誌だけに語った鬼の副長の裏の顔!!

いやいや、そんなのガセネタだから。
というわけで銀さんは土方の名誉のため、綾波コスに見えないようにと、もう片方の目にも皿を張ります。
わあ〜銀さん、やっさしーい。

でも土方は何故か不満な様子。
そんな土方の説得を試みる銀さんと沖田。
「片眼だけだと むこうの九兵衛君とキャラがかぶるだろーがァ!
空気を読めェェ!!
読んでみろ土方!!
お前なら読めるはずだ土方!!

激しい檄が飛びます。
ああ、そうか。両目をふさいだのは、そうすることによって心眼を開かせ、土方をより高みに押し上げようという2人の心遣いだったのか!
なんと深い心なのでしょう。
しかし浅はかな土方は、2人の想いに気づきもせず
「だまっとけや ドSコンビ!」
とがなり立てるばかり。
嗚呼。何故この優しさが伝わらないのか…。

そして神楽ちゃんは皿を足の裏に装着。
「銀ちゃーん!!
私スゴイ事考えたアル!
足の裏 コレ 歩いてたら見えなくね?
スゴクネ?コレ?」
そう言いながら足を持ち上げてる神楽ちゃんのかわいらしい事と言ったら!!
このポーズの神楽ちゃんフィギュアがほしいよー!(メッチャ安定わる!)
「これなら絶対気づかれないアル!」
と自慢げに足を下ろしたところで…
パキッ
バラバラと落ちていくお皿。
で、
「痛っ〜なんか踏んだアル 切れたアル足」
と足が痛いフリをして誤魔化す神楽ちゃん。
なんてかわいらいい発想!
なんてかわいらしい動作!
なんてかわいらしい間の取り方!
全てパーフェクだよ!パーフェクかわいらし!

そんな経緯で勝負の前から皿が割れているという最悪の事態。
仕方なく皿をもらいに行く事になりますが、単独行動は危険。
誰かが付き添うことになります。
神楽ちゃんは
「じゃあ私と銀ちゃんで決まりアルな
汚職警官とタッグなんてご免こうむるネ
私と銀ちゃんさえいれば地球は回るネ
……新八の事も忘れないでやってください…
そんな神楽ちゃんに、土方もお前らと組むつもりはないと言い、
「いくぜ総伍」
と沖田を誘います。
普段あんだけ虐げられているのに、いざとなったら総伍ですか。すっかり沖田に飼い慣らされてますな、土方さん。
しかし土方の気も知らず(あるいはわかった上で)、沖田は銀さんとドSコンビを組み、土方を放置。
傷心の土方は、涙をこらえ沖田の背中を見送るのであった。

というわけで渋々コンビを組む土方と神楽ちゃん。
ブンむくれた2人がかわいらしいわ。
ぎこちなさが新鮮でいいですね。
気まずい空気のままお皿をもらいに行く2人。
土方がもらったお皿を神楽ちゃんに差し出します。
が神楽ちゃんはプイと顔を背け、
「いやアル
しょう油ついてるネ
もっとキレイなのもってきてヨ」
子供だ!!
なんかこの神楽ちゃんの態度は、親とか先生に反抗する子供みたいだな。
相手が自分のことを見捨てない事を見越した上でわがままを言ってみる、みたいなね。
この心理の奥底にあるのは甘えですよ!
神楽ちゃんたら土方に甘えてますよ!
微笑ましいですね!
しかし土方は1ミリたりとも微笑ましいとは思っていません。
鈍い人。
それでも、大人である土方は、自分がしょう油皿を使うと神楽ちゃんに譲歩。
が、神楽ちゃんは
「いやアル マヨネーズついてるアル」
と拒否。
しょうがないよ土方。神楽ちゃん反抗期なんだもん。
甘えてるんだもん。
そして神楽ちゃん、
「アッ 私あの皿がいいアル」
と指差します。そこにはデカイ飾り皿。

と、そうこうしている間に開戦の狼煙が上がります。
神楽ちゃんはおっぱいミサイル風にお皿を装着。
その直後、背後を取られ……。

その頃、屋敷の一角では
「あ〜奥〜もっと奥〜奥までついてェ〜」
空知…お前いい加減にしろ。
セクハラするにしても、もう少し謙虚にやれ。
というわけで、敏木斎様の耳かきをするお妙さん。
後の展開を考えると、非常に重要な会話を交わしています。
で、耳かきしながらお妙さん、
「もォそんなに奥深くほじったら 大切なものまで出てきちゃいますよ
と言いながら耳かきを持ち上げると……
な、なんか出てきたァァァ!!!
多分きっと大切な何かが出てきちゃったよ!?
ちょっ…え…?ずぽんって丸々出ちゃってんですけど…?
どうすんのコレ。どうすんの?
どうすんのよお妙さん!?
……………………………………!?
……戻した!
え?これで大丈夫なの?
大切な何かは、耳にねじ込めば元に戻ってくれるの?
敏木斎様の頭脳に、何か多大な影響を残してるんじゃ…?
どうしようもなく不安に苛まれますが、当の敏木斎様は気づきもせず出陣してしまいます。

そして場面は神楽ちゃんの元へ。
吹っ飛ばされる神楽ちゃん。
しかし辛うじて皿は守っていた!
が、吹っ飛ばされた先には北大路。連続技で空中に神楽ちゃんを浮かせます。
そして空中には伊達男!
何これ!格ゲーのハメ技並みの悪質コンボです!!
何なのこの人たち、女子相手に手加減なしかよ!!
憤っていたら、助っ人沖田登場ー。

って、一番近くにいた人は何やってんのよー!!
女の子がボコされてるのにほったらかしか!紳士じゃねーな土方!

そして一段落ついてから、のうのうと出てくる土方。
その腹にはさっきの巨大皿が…。
そんなもん取り付けてる暇があったら、神楽ちゃんを助けなさいよォ!!

第112訓 昨日の敵は今日もなんやかんやで敵
柳生家。
突然、嫁を連れてきた息子に説教をする父。
「三年間 何をやっていたお前は
嫁さがしか?」
「お言葉ですが父上…」
「だまれ!!
お前に父上などと呼ばれたくはない…
パパと呼べと言ったであろうがァァ!!
もしくはダディでも可

パパちっさーーーッ。
SDガンダムか!!
そんなSDパパは、セレブらしさの演出のため、猫アレルギーなのにペルシャ猫を抱いたりしています。
なんて安易な発想。
背も小さきゃ、人間としての器も小さいのだな…。
柳生父は、セレブな柳生家にはお妙さんは相応しくないと言い出す始末。
そして祖父に「パパ上様もなんとか言ってください」と話を振る。
が、パパ上様はガラクタ収集に夢中。
セレブな空気は塵と消えました。
更にガラクタを台所のタオルかけにすると言い出すパパ上様。
とんだ迷惑アイディアに、柳生父
「リスクでけーよ!!
たかだかタオルかけるためだけに、どんだけ場所とるんですか!!」
折角芽生えた想像力を、常識によって潰していく。
こうして天才は、その才能を開花させる機会を失っていくのだ。
嘆かわしいことですね。

一方、門前では大乱戦の真っ最中。
襲い来る柳生の門下生たちを倒しつつ、銀さんが叫びます。
「新八ぃ てめェは減給だぜバカタレェ!!」
なぜ事前に相談しなかったのか、そのことに怒る銀さん。
神楽ちゃんも、その思いは同様。
「一人でこんな面白そうな事シコシコ計画して。
一声かけろヨ!
お前はもう今日からシコッ八な!!!」
何そのギリギリなあだ名!
そんな2人の言葉に反論したのは、近藤さん。
「新八君は貴様らを巻き込みたくなかった。これは俺達のエゴだ」
と新八の思いを代弁します。
更に「お妙さんはこんな事望んでないのかもしれん!」と思っていながら、それでも「お妙さんにもう一度会いてェ」がためにここに来たのだ、と。
そんな、ただの我がままに、どーして土方と沖田まで付いてきちゃったのかなあ!?
土方の言い分
「俺も我ァ通しに来ただけだ
柳生には借りがある そいつを返しに来ただけさ」
煙草の煙でニヒルさを演出。
いやあ、さすがは土方さん。煙を吐く姿が絵になりますなー。(棒読み)
沖田の言い分
「俺も我ァ通しに来ただけでさァ
このままいけばゴリラを姐さんと呼ばなきゃいけなくなる
ちなみに今日はバリバリ仕事でしたがサボって来ました」
いやあ、さすがは沖田皇子。土方を嘲る姿が絵になりますなー。(感嘆)

そんな感じで、真選組3人組がじゃれているのをスッパリ無視し、新八は語り始めます。
「僕ねェ…もうシスコンと呼ばれてもいいです」
大好きな姉上が幸せになれるなら、相手が誰であろうと構わない。
そりゃあ泣くけれども。僕は泣いてもしょうがないでしょ。
「でも 泣いてる姉上を見送るなんてマネは まっぴら御免こうむります」
と、そう言いながら自分が号泣。
……新八ぃぃぃ…
お前はいい弟だ。この世で一番いい弟だ。お前以上の弟は、この世にいないよ。こんな弟がいたら、姉冥利に尽きるってモンよ。
「僕は姉上にはいつも笑っていてほしいんです
それが姉弟でしょ」
泣きながらそう言う新八に、銀さんと神楽は背を向けたまま、言います。
「新八 覚えとけよ
俺達ゃ正義の味方でも てめーのネーちゃんの味方でもねェよ
てめーの味方だ
こーの幸せ者ォォォッ!
この瞬間が新八の人生の絶頂期。新八の栄光時代、ここに到来!今、時代の風は新八に向かって吹いている!
そんな時代の寵児を追い越しながら、土方が言います。
「言っておくが俺は味方じゃねェぞ
たまたま喧嘩相手が一緒なだけだ」
そんなあからさまなツンデレには萌えません。
「ベタじゃない?
ベジータ気取りでさァ
あのまま さり気なく仲間になるつもりだぜ 気をつけな」
そういう沖田は既に仲間気取り。
そして最後に近藤さん。ポンと新八の肩に手を置き、
「この六人なら天下の柳生に勝てるやもしれん」
そう新八を力づけ
「いくか義弟よ」
「誰が義弟?」
!!!!
さっきまで泣いていたのに、この虫を見るような蔑む目…!
これがツッコミストの力か…!
自らの魂を売り渡し、感情を捨てることでなれるという伝説のツッコミスト…まさか新八がそうだったとは…!

その頃柳生の道場では…
4人の男がお食事中。
チャラチャラした男が、お妙さんがいびられているという情報を語ります。
それを聞く眼鏡の男、チャラ男の言うことなど聞きもせず、ケチャップ搾り出すことに夢中。
マヨラー土方に対抗し得る、異常味覚の男が登場しちゃったよー。
そんなケチャラーさん、チャラ男に
「貴様のその下卑た男性器のようなツラを見ている方が気分が悪くなる」
人間の顔を表現するのに、一番使っちゃいけない単語使っちゃった!
いがみ合う2人を幼稚だと言う巨体の男。
結果、食卓は大荒れ。

ここで、リーダー格の男が3人を諌めます。
「我等はだまってあの方についていくだけ」
実に大人の意見だー。
そう言いながら卵を割るリーダー格の人。
しかし黄身が潰れていた…
「チクショオ!!」
出た、一徹返し!
こうして、もはや修復不能なほど、食卓は荒れに荒れたのでした。

ちなみに、ひっくり返したお膳はどうなったのかな?
たまたま道場に入ってきた神楽ちゃんにかかっちゃったよ。
しかも…
「オイ チャイナ
股から卵がたれてるぜィ
排卵日か?」
さいあく
こんな事言う人は、謎の奇病にかかって、唇だけ高熱になって溶けてくっついて二度としゃべれない体になればいいのに!
投げ飛ばすだけで許してくれた神楽ちゃんの温情に、泣いて感謝しときなさいよッ!
「今のは総悟が悪い」
という土方の言葉に全面同意です。

そんな最低最悪劣悪なセクハラ男に剣を向けるメガネとハゲと男性器。
実は彼等、柳生四天王だったのです。
その名も…
北大路斎。
南戸粋。
西野掴。
東城歩。
「なんだてめーら?
どこの100%だ?
何100%だ?
柳生100%かコノヤロー」
銀さんったらお上手なんだから。

そんな柳生100%に捕まってしまった沖田。
彼を救うには武器を捨てるしかない。
仲間を決して見捨てない、義に厚い恒道館メンバー。
もちろん武器を捨てたよ。むしろ投げつけてやったよ。沖田に向けて!
「残念ながら そいつに人質の価値はねェ」
「殺せヨ〜殺せヨ〜」
普段の行いを正していないと、困ったときに助けてもらえないよ。
そんな教育的メッセージを銀魂は発信しています。
これを見ればPTAのおば様方もにっこり。文部省推奨漫画になるのも夢ではありませんな。

得物も失い、ピンチな恒道館メンバー。
そこに九ちゃん現る。
新八をシスコンと詰る九ちゃんに、新八は門弟をとろうと言うなら剣で勝負して持って行け、と。
………結局、モノ扱いか。
フェミニスト団体に怒られるよってば。
とにかくお妙さんがほしければ勝負しろ、という恒道館の主張に九ちゃんは鼻で笑い
「勝負になると思っているのか?」
すると銀さん、主人公とは思えぬ悪人面で
「なりますよ〜坊ちゃま
僕ら恒道館メンバーは、実はとっても仲が悪くてプライベートとか一切つき合いなくて、お互いの事全然しらなくてっていうかしりたくもねーし、死ねばいいと思ってるですけどもね〜
お互い強いってことだけは しってるんですぅ〜」
俺達は……強い! (湘北高校バスケ部)

第111訓 火曜七時は坂田家を食卓で
お手当てをもらい、ご機嫌の新八。
「姉上にハーゲンダッツでも買って帰ろっかな」
とニッコニコ。朝帰り疑惑も思い過ごしと言うことにしてしまいます。
が、その直後、新八の目に飛び込んできたのは…
「ちょっやめ…」
姉上のキスシーン!
新八ショッキン!

そして近藤さんサイドでは。
バブルス王女お目覚め。
しかも相当おかんむりのご様子。
青ざめる近藤さん。
ついでに便も一本丸々いっちゃって、二重の窮地。
さあこの危機をどう乗り越える…!?
「女にモテないからって ついにゴリラと交際スタートアルか」
と、いきなり核心を突く神楽ちゃん。
それを諌める銀さん。
「いいすぎだぞ神楽。弟さんかなんかだよ」
それはフォローの皮をかぶった陵辱ですよ。
失礼千万ながら、あながち間違ってもいないところが悲しいところですな。
しかし、大正解ーと言うわけにはいかない近藤さん。
「コレ ペットだよペットォ」
自らの保身のために王女をペット呼ばわり!?
大胆不敵な解決策を取った近藤さん。
果たして見事銀さんと神楽ちゃんを騙しおおせたわけですが、しかし…
こんな面白ペットがいたら、構いたくなるのが人の性。
王女に豆パンの豆は食わすわ、平手打ちは食わすわ、もう滅茶苦茶。
慌てて、散歩中だからと2人から離れる近藤さん。
しかーし!
神様は残酷ね。
袴の裾から転がり出ちゃったよ!
何が?
ンコさんが!!
しかも自分の足で蹴っちゃった!
「一回蹴ったよ ワントラップいれたアル
こーのテクニシャン!
誰に対するフェイントだ、コレ!
しかし近藤さんはへこたれない。
「オージョォォ!!
どこでもウンコすんじゃねーって言ったろーが!!」
うわあ…王女に罪なすりつけやがりましたよ…
しかし、そのような卑怯な行為を神が許すはずが無く。
「オイ三十路、ミソの路できてんぞ
この証拠が指し示す答えは一つ。犯人は貴方だ!
「違ーよコレ
コレはアレ!!
道に迷わないようビスケットを目印に置いてきたの!!」
悪あがきもいい加減にしたまえ。見苦しいぞ。
銀時君、君から一言言ってやってくれ。
「もう迷ってるだろ。人生という名の迷路に」
うむ。さすがは銀時君。綺麗にまとめてくれたね。
犯人の悪あがきによって、後味が悪くなった事件が、スッと引き締まったよ。
さあ、これで気持ちよくエンディングが迎えられる。スタッフロールを流そうじゃないか。
…と思ったら、episode2オージョの逆襲、来たコレェ!

カコン(ししおどしの音)
姉と弟と幼馴染との愛憎の嵐が、静かな料亭の一室で吹き荒れる。
愛しい姉を守るため戦いを挑む弟。
しかしあっさりと返り討ちに遭う。
その上、姉は抵抗もせず、男についていってしまう。
残された弟はただ呆然と2人の背中を見送るばかり。
弟の胸に去来するのは(何故…何故…!?)という思い。
果たして姉の真意は…?

とりあえず女性をもの扱いする時点で、九ちゃんは敵決定です。
フェミニスト団体にタレこむぞコノヤロー。

と、そのようなシリアスシーンにepisode2オージョの逆襲が乱入だー。
大混乱&大騒ぎ。
しかしそれでもお妙さんのシリアスモードは崩れず。
涙を浮かべ
「…みんな さようなら」
…………えぇーーーーーーーー!?
アンタそんな人じゃないだろう!!
そんな顔して泣くような人じゃないだろう!!
どんな逆境も笑顔と腕力で捻じ伏せていく人だったじゃないか!
自分の信念を曲げて誰かに従うような、そんな弱い女じゃなかったじゃないか!
信じがたい出来事に息を呑む一同。

そんな中オージョが全てを破壊せんと、再び動き始める。
いけない!
オージョを止めなければ、江戸が滅んでしまう!
ここは皆で力を合わせるしかない。
皆でオージョを止める呪文を唱えるのです!
オージョを止める呪文?そんなものがあるのか?
あります。その呪文は…ウホっ。
さあ、皆で心を一つにし、唱えるのです。
「姉上ェェェ!!」
「いや 姉上じゃなくてウホっって…」
そんなことをやってる間に、お妙さんは連れ去られてしまったのでした…。

所変わって、真選組屯所。
傷ついた刀を見つめ、ため息をつく土方。
おニューだったのに
と背中を丸めてしみったれたことを言っています。
そんな土方に追い討ちをかける沖田。
「喧嘩負けんなァ二回目ですか?」
しかし土方、強がる。
「負けてねェ
剣にヒビ入っただけだ」
「負けてねェ
喧嘩は心が折れねェ限り負けたことにはならねェ」
ハイ負け惜しみ〜。
ここで沖田、
「さっすが土方さんだ
目の前で隊士十人やられたってのに心が折れねェたァ
憧れるぜィその図太さ」
と褒め殺し。
途端に土方、ぶち切れて刀を突きつけてきます。
沖田先生はホント土方の弱点を突くのがうまいわぁ…
とにかく真選組が完膚なきまでにやられたのは、認めざるを得ない事実。
その事にイラつく土方。
しかし沖田は全く動じず、
「どうにも俺達の田舎剣法じゃシティー剣法にはかなわねーらしい」
剣も色恋も近藤さんには勝ち目なしと言いきっています。
クールだなあ…

と言いますか、近藤さんオージョに惚れられちゃったんだ!?
あの展開で惚れさせるとは、近藤さんって凄いですね!メスであれば、誰でもオトせるんじゃないの!?(ただし女はオトせない)

画面上では…
雨降る中、2人の男が石段を登っていく。

そして万事屋では、今日も新八無断欠勤。
オセロしながら銀さんと神楽ちゃんは志村家の今後を案じています。
お妙さんの玉の輿をよかったじゃないかと言う銀さんに神楽ちゃんは言います。
「結婚する
笑ってられるの最初のうちアル
鬼ババになることもアルネ
でも最期の時また笑えたら それ上々な人生ネ
アネゴ…笑って死ねるアルか」
神楽ちゃんの言葉に、考え込む銀さん。
オセロを休憩して指定席へ。
「自分で選んで行ったんだろ」
と言いながらも、違和感は消えない。
「だったら…笑うだろ あの女なら」
そう言って舌打ち。
「いやなもん見ちまったぜ」

そうして銀さんの目が離れている隙に、オセロを全部黒にする神楽ちゃんがかわいらしい。
全部黒に…ってどれだけ欲張りなの、この子は!
せめて4隅を黒に変えるくらいで我慢しておきなさい。

一方、雨の中、石段を登っていった2人は。
「我は天堂無心流恒道館道場が当主 志村新八!!」
「そして俺はその門下 悟罹羅 勲!!」
新八の門下!?偽名が悟罹羅!?
それでいいのか近藤勲!
と、ツッコミどころはあるものの、燃えますよこの展開はァァァ!!
この二人の共闘ってのが燃えるじゃないですか。
しかも
「今日から俺らも門下だ
なんだっけ?天然パーマ流?」
銀さん!神楽ちゃん!土方!沖田まで!?
これが燃えずにおられるかァーーーッ!!

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