銀魂感想 語りすぎなんじゃないのコレェェ



第120訓 間違いは誰にでもある
九ちゃんが女…!?
絶句する新八。
衝撃の真実をなんとか処理しようと、フル回転する脳細胞。
九兵衛さんが女→九兵衛さんは姉上に求婚している→女同士は結婚できない→ということは…
姉上を男と勘違いしている!?
新八の思考はゴールポストの遥か上へ。ノーコン!
そら飛び蹴りも喰らうわ。

新八を沈めた後、お妙さんが説明します。
「九ちゃんは、身体は女の子
でも心は…男の子なの
女の人しか愛せないのよ」
うーわー。割とストレートな性同一性障害なのね。

一方、銀さんvs敏木斎様は、銀さんがおされ気味。
銀さんを吹っ飛ばした敏木斎様。銀さんに諭し口調で言います。
「夫婦の誓いをたてた2人を邪魔するなんざ野暮ってもんだろ」
それに対し銀さん、
「笑わすなジジイ
おたくの坊ちゃん…坊ちゃんじゃなくてお嬢さんだろ」
え!?なんでなんでなんで知ってるの!?
「他の奴はだませても 俺の股間のセンサーはだませねーさ」
へえ。感度のいいセンサーをお持ちなのね。
股間のセンサーも怠惰なのかと思ったら、そちらは意外にも働き者だった様子。
ちなみに敏木斎様のセンサーは
「随分 前に壊れてのう
こないだはスリッパに反応しおった
死にたくなった

その年で、中学男子並の節操のなさを見せるとは…
敏木斎様も大したもんですな。

そんな壊れたセンサーの持ち主が、シリアストークを始めました。
パパンは早くに妻を亡くし、子は九ちゃんのみ。
この子が柳生家の中で立場を保ったまま生きていくには、男として育てるしかなかった。
パパンに「それでも男かァ!!それでも侍かァァ!!」と怒鳴られ、「だって僕 女だもん」 と抵抗する九ちゃんが、いたいけですな。
っつか、パパンよぅ…「それでも男かァ!!」ってあんまりな言い草じゃないか?

そんな日々の中で、九ちゃんはお妙さんに出会う。
そして同じ女の身ながら、強く生きるお妙さんに惹かれていく。
で、110訓の冒頭シーンへ。
「じゃあ妙ちゃん…僕の股の玉になってくれる?」
プロポーズにお妙さん笑顔で一刀両断。
「無理
だって九ちゃん 男のくせに股の玉無いじゃない」
「そっ…そんなもん生えてくるもん!
じーちゃんが言ってたもん!」
純真だなあ九ちゃん。
サンタクロースも信じてるクチだな。
「生えないよ
別のモジャモジャしたものが生えてくるんだよ」
お妙さんは純真さの欠片もないな。
サンタクロースを信じているお友達に、わざわざサンタはお父さんなんだよと教えて、夢をぶち壊すクチだな。
で、現実を突きつけられた九ちゃんは、
モロッコで生やしてくるもん!
アンタちゃんと知ってるんじゃないの!!
どこが純真だ!
さては、サンタクロースがお父さんだと知っていながら、知らないフリして高価なプレゼントをねだるクチだな。

そんなお妙さんの身に降りかかる不幸。
父上の死。
それでも笑顔を見せるお妙さんに、九ちゃんは思ったのだった。
(この人を護りたい)と。
そして実際行動に出る。
借金取りからお妙さんを護るため戦う九ちゃん。
そこで左目を失うことになる。
しかしそれでも九ちゃんは後悔しない。
微笑さえ浮かべてお妙さんに誓った。
「男よりも女よりもお妙ちゃんよりも強くなって
きっと君を護るよ」
そんな九ちゃんにお妙さんは泣きながら
「…私あなたの左目になる」
と約束したのだった。

その話を無表情に聞く新八と銀さん。
九ちゃんと敏木斎様は、更に話を続けます。
「僕らは男も女も越えた根源的な部分でひかれ合っている」
イラ…
「お妙ちゃんはおそらく負い目を感じておる。だが今さらそんな事は詮無き事」
イライラ…
「アレを その道に入れたはわしら!最後まで見届けてやるのが務めよ!!」
イライライラ…
なーんか、この人たちの話聞いてるとイライラしてくるなあ…っ。
なんでだろうなあっ。なんでこんなにイラつくのかなぁっ!

と、ページをめくると新八と銀さんがシャウト!
「勝手なことをゴチャゴチャぬかしてんじゃねェェ!!」
それだー!
イライラの原因、それだよ!
この人たち、すっごい自分勝手なんだよ!
「笑顔の裏に抱えているもの!?
それを知りながら なんで今の姉上の顔は見ようとしない!?」
新八よくぞ言ってくれた!
「愛の形!?
相手の気持ち一つ察せねーで気持ちワリーこと言ってんじゃねエエ!!」
銀さんよくぞ言ってくれた!
怒りにまかせて、九ちゃん敏木斎様を攻め立てる新八と銀さん。
「惚れた相手を泣かせるような奴は 男でも女でもねェ」
と塀を駆け上がり、2人は合流。
そして!
「チンカスじゃボケェェェ!!」
イエーーーーーース!!
もう、ホントにホントにホントにホントに2人の言う通り!
スカッとしたよ、マジでさあ!

合流した新八と銀さん、背中合わせに構えます。
そして新八はキリッとして言いました。
だからモテない奴は嫌いなんだねっ銀さん」
新八は言いました。
「だからモテない奴は嫌いなんだ」
新八は言いました。
「だからモテない奴は嫌いなんだ」
新八は言いました。
「だからモテない奴は嫌いなんだ」
ついでだからもう1回言います。
新八は言いました。
「だからモテない奴は嫌いなんだ」
…………………………。
ツッコみませんよ。ええ、ツッコみませんとも。
こんなあからさまなツッコミ待ちに引っかかるもんか。

ここでパパン登場。
門弟を大量投入して、力ずくで銀さんたちを止めようとします。
が、
「侍の決闘を邪魔することは この悟罹羅勲が許さん!!」
近藤さん!!
あの大量出血を押して、ここまで駆けつけるなんて…。
これで出血箇所がケツでなければなあ……
更に沖田と土方も駆けつける!
肩車で。
士魂号複座型!?
更に更に神楽ちゃんも来ましたー!
回転的鶴脚蹴だー!
こうしてみんな集まって、わいのわいのと戦っているのを見て、遂にお妙さん
「…私 みんなの所に帰りたい」
ようやく本音が出ました。
もう、泣かないでよお妙さん。
お妙さんが帰りたいと言えば、必ず帰らせてくれる、そういう連中が来てくれたんだから。

というわけで、次回はいよいよクライマックスですかな?

第119訓 言葉には裏がある
こんなつもりじゃなかったんだ、と牽制し合う便所組2人。
敵は役所だの便所出産だのと無茶ばかり言っとります。
そのくせ、2人とも紙を手にしています。
なんということ!
神を手中に収めておきながら、尚、敵を欺こうとは…!
どれだけ用心深いのですか、あなた方は!

しかしながら、紙と言っても銀さんが持っているのは千円札
敏木斎様が持っているのは秘伝の書
使えないよね。使えるわけないよね。
というわけで2人は、裏切りナシよと誓い合います。
もし裏切ったときには、死。あるいはデコピン10回。
DEATH or DEKOPIN!?
そんなアンバランスな罰則、聞いたことないよ!?


まあ、そんないい加減な誓いでは、拘束力もないわけで。
2人の会話のバックには『わしゃわしゃ』という音声が流れることに。
あーら、何の音かしら?
もちろんケツ拭く音ですよ。
というわけで、封印解除!バトルスタート!!

その頃、土方は九ちゃんと戦闘中。
しかし手負いの土方は圧倒的に不利。
その上、何か迷いがある土方。
九ちゃんに対し、何か違和感を感じている模様。
そのせいで剣筋が鈍る土方。
どうなる!?どうなる!?

そして敏木斎様と銀さんも戦闘中。
竹林の中を縦横無尽に飛び回る敏木斎様。
まるで妖怪のようです。
銀さんの我流の剣も、所詮人間技。妖怪には歯が立ちません。

一方お妙さんは…
女中と追いかけっこの真っ最中。
パパンにまで通せんぼされて、もはやこれまで。
と、そこに新八キーック!
新八っつぁんが来ましたよー。
そして王子様よろしく、お妙さんを連れて逃げ出した。
しかしお妙さん、この期に及んで
「離して!」
とか言っています。
えー?お妙さん、新八探してたんじゃないんかい?
なんで、ここで新八を拒絶しますか?
そんなお妙さんに新八は
「僕はもう姉上の言うことなんて金輪際ききません!!」
と宣言。
「姉上はズルイ。
いつもニコニコ笑ってばかりで本当の気持ちなんて これっぽっちも見せてくれないんだ」
「カッコつけんのは もうやめて下さい
辛いことがあるなら ちゃんと僕らに言ってください」
と渾身の説得。
いいなあ…。私も弟にこんなん言われてみたいよ。
………いや、やっぱいいや。奴にこんなこと言われたら気持ち悪い。
これは新八が言うからいいんだよねー。メガネ少年が言うからいいんだよねー(メガネは関係ない)

しかしお妙さんは、
「関係ないわよ」
と。
関係ない。そのあまりにも突き放した言葉に新八逆上。
「ならば関係をつくります。ここで、今」
と言い放ち、お妙さんを……
ああっダメよ新八!これは少年誌なのよ!(お前こそ少年誌にそのネタを持ってくるのはどうなんだ?)

とにかく、キレた新八は姉上に手を上げるという暴行に出ます。
しかし間髪いれず叩き返される。
「ぶべら」
とか言って、鼻血口血を吐くほどに叩き返される。
しかも……姉上泣いてるよ〜〜。
姉上の笑顔を取り戻すために来たのに、泣かせちゃったよー。
お妙さんらしくもなく泣きじゃくりながら
「私が九ちゃんの左目になってあげないと」
どゆこと?
そこに九ちゃんが土方を引きずりながら、やって来る。
って、砂利の上を引きずるなよ!
ゴミ袋じゃないんですよ!?人間ですよ!もっと丁寧に取り扱え!

そしてボロボロになりながらも、土方は自らが感じていた違和感を口にする。
「…こいつ女だ」
な、なんですとおぉぉぉぉぉぉぉっ!?

第118訓 六人揃えばいろんな知恵
奥の間に立ち入ろうとするパパさん。
しかしオババはそれを阻止。その上
「あの娘をとるかオババをとるかハッキリしてヨ」
とパパさんに迫ります。
何ですか、あなた方、恋人関係だったんですか。
いえ、愛があれば年の差なんて気にしませんよ?大丈夫。偏見なんて持っていませんとも。むしろ応援しますよ?
しかしパパさんはやっぱり世間の目が気になるみたい。
語尾をカタカナにするんじゃない!!
気持ち悪いんだよクソババア!!」
必死で、オババのことなんて何とも思っていないというポーズを取ります。
そういう冷たい態度に女がどれだけ傷つくのか、アナタにはわからないのね…。
それでもオババは傷ついた心を隠し、いつも通りに振舞います。
嗚呼、なんと悲しき女心。

まあ、そんなこんなで大騒ぎしていたら、お妙さんに新八とその他大勢が乗り込んできたことを知られてしまいます。
それを知ったお妙さん
「どけェェェ
コルァァァ!!」
ドゴッとキック一発。
さすがは、かつてゴリラと呼ばれた女。
しかし走るその顔は、不安げ。愛する弟とその仲間達を思う時だけ、お妙さんは女に戻るのです。

さて、その頃便所組は。
売り言葉に買い言葉の応酬。
火花散る両陣営。
言葉によって、相手にプレッシャーをかけようと壮絶な舌戦が続く。
既に彼等の戦いは始まっていたのだ。
…もっとも、紙がないから本格的な戦闘はまだまだ始められないんだけどね☆

さけべども さけべどもなほ 我が尻は 清くならざり じっと手を見る
と、一句詠みかねないほど思いつめた顔で手を見つめる銀さん。
「…なんで腕が2本あるかしってるか
それはな」

それはやっちゃあいけねェよ!主人公がそれをやっちゃあいけねェ!!
そして同じくじっと手を見る敏木斎様。
銀さんに遠隔操作でもされてんのか、敏木斎様。銀さんの術中にハマりすぎです。

そんな状況下で銀さんの提案。
「ケツ拭くまでは勝負は預けて協力しねーか?」
それを冷たく断る東城氏。BGMはブリブリという音。
アナタ、四天王bPなのに、ウンコキャラになってますよ?

こうして知恵を絞ることになった大人4人。
「しかし大人4人といってもケツにウンコついた大人4人だぞ
そんな大人に何ができるんだ?
っていうか俺達は大人なのか?
………散々、大をもらしてきたアンタが、それを言うのか…
自虐的な近藤さんを「品性だけは失ってはいかん」と励ます敏木斎様。
………既にマッパになったアンタが、それを言うのか…

そんなわけで「とりあえず全員もってるもん全部だせ」という話になります。
ここで東城氏が出したのは『ブリブリブリブリ』という音。
ウンコキャラも大概にしてください!そのキャラは近藤さんのものです。カブリ厳禁。

銀さんの言葉に考えをめぐらせる近藤さんと東城氏。
紙…紙などあるはずがない。
それでも協力しろと言い出したその意図。それは隙を作るため。
協力は仲間意識を生み、引いては油断を生む。
敵は、その隙を突いてくる。
協力などするものか…
そんな手に汗握る知能戦が繰り広げられています、トイレの中で!
すごい真剣ですけど、こいつら全員下半身丸出しですからね?
何この緊迫感あふれる間抜けな画!

紙と神がイコールになるほどに切迫した状況下。
東城氏は策を練ります。
(彼らの作戦に私も乗ろうか
スキを見せ 食いついてきたところを…)
そんな東城氏の思案をぶち壊す敏木斎様。
「オイ コレなんて使えんじゃねーかな」
しかも出してきたのは…
「コレ 紙やすりがあったぞ」
紙やすり。
それはケツを拭くには、あまりにも不適な物体。
だが!!
この状況下ではスコッティにも匹敵する代物に見える
今、近藤さんと東城氏の中で、紙やすりは輝いていた。それはまるで富士山頂の日の出の如く燦然と輝いていた。
が、しかーし!
銀さんはつれなく
「そんなもんでケツ拭いたら血だらけになんだろーが」
と却下。
近藤さん絶句。
(落ち着け万事屋
惑わされるな
「やすり」という言葉にごまかされるな
やすりと言えども「紙」という言葉がついてんだぞ
声なきツッコミがトイレの個室にこだまする。
しかし東城氏は、そんな銀さんの態度の裏に隠されたものに気づいていた!
(紙やすりを欲しているのを私達に勘付かれないよう芝居を打っている!?)
もちろん近藤さんもそのことに気づきます。
そして銀さんの知略に恐れ入る近藤さん。何食わぬ顔をした銀さんの中に小宇宙を見出します。
………なんだかスケールが大きくなってまいりました。
彼等自身はトイレから出られぬ身だというのに、心だけは大宇宙を駆ける夢旅人。
どんな鎖でも彼等を縛ることは出来ない。そうさ心だけはいつだって自由。そうだろみんな!(もう自分でも何書いてんだか分からない)

そんなこんなで銀さんの策に乗っかる近藤さんと東城氏。
「てめーはまず そのやすりで脳をみがけ!」
「そんなものはクソの役にも立ちません
さっさと便所に流しなさい そしてあなたも流されなさい」
不当に貶められる敏木斎様。
あまりの言われように
「なんじゃー!
この状況で紙やすりはスコッティにも匹敵する代物じゃろーが!」
と、つい先刻どなたかの脳内で聞いたような台詞で反抗。
しかしつい先刻、紙やすりを富士山の上で燦然と輝かせていた人たちは、
「スコッティ!?
思い上がりもはなはだしいですよ」
「紙という言葉に惑わされるな
下にやすりってついてるだろーがクソジジイ!」
自分の都合で嘘ばかり。大人って汚いや!
そんな汚い大人たちをなだめつつ、紳士な銀さん、
「まァ なんか使い道があるかもしれねェよ
ジーさん ちょっと見せてみ」
東城氏ショーック。
(ツ…ツンデレだとォォォォォ!!)
ツンデレだとォォォォォ!!だとォォォォォ!!?
ちょっと待ちたまえよ東城君!
チビッ子に大人気の週刊少年ジャンプ巻頭でツンデレとか叫ばれても!
チビッ子、意味わかんないだろ!?
もうなんか怖い!空知、怖い!どんだけ好き勝手に生きてるんだ、この人!

とにかく銀さんの術中にまんまとハマった東城氏。
恐れおののきながら、銀さんを
(さながら釈迦の手の平であがく斉天大聖の如く)
と評します。
宇宙の次は釈迦ですか。
宇宙という空間の限界を極めたら、お次は精神世界へGO!
果て無き彼等の旅は続く…

銀さんの器の大きさに、東城氏が負けを認めようとしたその時!
トイレの隙間から差し出されたのは、紙やすり。
なんと、銀さんと敏木斎様は4人全員に紙やすりを配ったのだ!
何故!?
折角、敵を出し抜いたのに何故こんな真似を…?
と、ここで近藤さん気づいた。
(やすりの目が思っていた3倍粗いィィィ!!
しかも両面!?

輝いていたはずの紙やすり。でも実際手に入れてみると、案外使えないもんなんだな…
こんなことなら、ただ憧れているだけだったあの頃のほうが幸せだったかもしれない。
そんな切ない現実。
更に近藤さんを追い詰める現実が迫る。
隣の個室からぞりぞりという音。
(拭いている!!
間違いない このやすりで拭いている!!)
この現実離れした展開に、近藤さんの脳内は大パニック。
仙人…
はるか東方の地で焼けた砂にケツをつけては離しつけては離しを繰り返してきたケツ毛仙人だとでもいうのかァァ!!

仙人出てきちゃった!!
彼等の旅は神秘の世界へ。古代中国の秘宝を求めターイムスリーップ!

一方の東城氏は敏木斎様の心理作戦を絶賛。
しかし隣から聞こえてくるぞりぞりという音に大パニック。
…伯爵
はるか西方の地でアツアツのホットドッグを尻に叩きつけられ続けたケツ毛伯爵だとでもいうのかァァ!!

伯爵出てきちゃった!!
彼等の旅はまんがはじめて物語の世界へ。サンドイッチのはじめてを探りに18世紀のイギリスへターイムスリーップ!
しかしアツアツのホットドッグを尻に叩きつけられ続けるって、それは一体何が目的でやってるんだ?
なんかの拷問?
なんで伯爵が拷問されてんの?
ここはツッコんだら負けか?
私は負けたのか?

というわけで隣からのプレッシャーに追い詰められる近藤さんと東城氏。
(拭かなければやられる!!
勝つためには…
あの人のために勝つためには…)
追い詰められる両サイドの2人とは対照的に、呑気に壁を削る銀さんと敏木斎様。
策にハメた者とハメられた者。
トイレの中ですら勝ち組と負け組がハッキリ分かれる。
世の中って厳しいなあ…

そんなわけで負け組2人は後には引けない追い詰められっぷり。
懐から愛しい人の写真を出して自問自答し始めます。
…近藤さんはともかく、東城氏も若の写真常備かよ。
男の写真を持ち歩く男って、なんか気持ち悪いな。

とにかく写真を見つめる2人。
そこでふと気づきます。
コレ紙じゃねーかァァァ!!
あっ…!
いやでも、それをしたらまずいだろう!?悩む2人。
近藤さん(そんな事…いや…ある種興奮するけどもできない!!)
東城氏(若 私は若の便を顔面で受け止める事はできます
痛々しい2人…。
そんな痛々しい2人が悩み抜く。
お妙さんやすり若やすりお妙さんやすり若やすりお妙さんやすり若やすりお妙さんやすり若やすりお妙さんやすり若やすりお妙さんやすり若やすり
そして心を決めた!
水を流し、いざ尋常に勝負!
「お妙さァァァァん!!」
「若ァァァァァァ!!」
どっちだ!?どっちで拭いたんだ!?
「申し訳ございませんん!!」
謝っちゃったーーー!!
拭いちゃったんだ!?拭いちゃったんだ!?
お前らの愛はその程度かーーーー!!!

そして東城氏、若に謝りながら玉砕。
一方、勝利を収めた近藤さんは…
「…お妙さん
すいません…
お妙さんの笑顔をこの目で見ようとここまで来ましたが
俺はここまでのようです」
そしてケツから壮絶な出血。
…ということは…近藤さんは紙やすりを選んだのか!!
おお……なんという深き愛…あなたの愛、確かに見届けましたぞ近藤さん…!
というわけで、この勝負、愛の勝ー利!

第117訓 やる前にやれ
南戸の報告を聞く東城氏。
報告が終わると、南戸の皿を割り行動開始。
すると九ちゃんも戦うと出てきます。
「若が出向くまでも…」と東城氏は止めます。
が、九ちゃんは聞き分けません。
そこで東城氏、雨が降りそうだからこれに着替えて、とさりげない理由で鎧を用意。
折角さりげない理由を思いついたんだから、防具もさりげない物を用意せーよ!
というか東城氏、伊達正宗の鎧をわざわざ出してくる辺り、無駄に凝り性ですな。子供にデザイナーズブランドの服を着せる母親の感覚に似ている。
愛情の意味、取り違えてるよ!
更にカラスの糞から九ちゃんを守るためダイビングしたりと、過保護なバカ親っぷりを見せつける東城氏。

一方、死闘を終えた土方は…
新八から、沖田敗北と聞き
「いい気味だ」
と笑っています。
いや、アンタも勝ち誇れるような状態じゃないでしょ。
血はダーラダ垂れているし、打たれまくって脳の状態も思わしくない様子。
煙草と花火の区別も付かなくなってますよ!?
しっかりして土方!
新八がこんなにツッコんでるんだから気づいて!
しまいにゃ新八もツッコミ放棄して
土方さんキレイです
とか言い出す始末。
褒めてる場合かーーー!!
しかも「土方さんキレイです」って!
それじゃまるで、土方本人がキレイなように聞こえるじゃないのさ!
私ゃウッカリ女装した土方の姿思い浮かべちまったよ!
確かに美しいぜ土方…とか思っちゃったじゃないのさ!

それはともかく…
いつまで経っても花火に気づかない土方。
目の前でヒュンヒュン花火がすっ飛んでるのに気づきません。脳へのダメージが相当深刻なようですな。
あ。ちなみに近藤さんは、おトイレだそうです。
もらさずにトイレに行けたんだね。珍しい。
よくできまちたね近藤さん。
そんなわけでトイレの前で近藤さんを待つ2人。
すると人の気配が…!
それに気づいた土方。
「しっ!!」
…………………しっ!!ってお前………。
どんなに口閉じても意味ねーよ!
お前の口元でバチバチいってるモンどうにかしない限り、100%見つかるよ!
案の定、まっすぐ新八たちの方へ向かってくる九ちゃんと東城氏。
今の状況じゃ、ロクにやり合える気がしねェ。
というわけで近藤さんを急かす2人。

しかし、近藤さんは近藤さんで窮地に立たされていたのだ!
かっ…紙がァァァァ!!
ない。
ショックのあまり言葉を失う近藤さん。
返事がないので、近藤さんは先に行ったと判断する2人。
我に返る近藤さん。
紙がァァァァァ!
俺を見離したァ!!

うまいこと言って、土方に助けを請う。
が、時既に遅し。
新八と土方さんは立ち去った後だった。
嗚呼いつだって人々はほんの些細なことですれ違う。あと少しで出会えたはずの2人。なのに運命は容赦なく2人を引き裂く。
そして切ないドラマが始まるのだ。
そんなわけで切ないドラマの主役となった近藤さん。
敵地の真ん中でケツまる出しというインパクト甚大な導入。
かつてない演出に、初回視聴率は30%超え。

突然のピンチに慌てる近藤さん。
しかし流石は真選組局長。どんな窮地でも冷静さを忘れない。
冷静に思索をめぐらせる近藤さん。
(ここは厠
俺の部屋以外にも個室は3つある)
そして宇宙規模のグローバルな計算の結果、必ず紙はある!!という答えを導き出します。
更に、近藤さんに追い風が。
人の気配!
それに気づいた時、真選組局長近藤勲は確信した!
勝機はある!!と。
そして彼は叫んだ。
名も知らぬ誰かに。
声の限りに叫んだ。
「助けてくださァァァァい!!」

別の個室で、誰かがトイレットペーパーを手に取る。
しかしトイレットペーパーは、カランという乾いた音を立てて、途切れた。
後に残ったのはペーパーの芯だけ…
用を足すには短すぎるペーパーを見つめ、その男は呟いた。
紙も仏もねーよ
その男の目は夢も希望も失った、死んだ魚のような目をしていた………。
って、銀さん!?
久しぶりに出てきたと思ったら下半身まる出しってどうなの!?
そんな主人公ってどうなの!?

声を聞き、声の主が銀さんだと気づいた近藤さん。
「おいィィ!
お前なんでこんなトコにいるんだよ!!」
もっともな疑問だ。
「決まってんだろ。こんな所にいるんだ
目的はみんな1つだろ
もっともな答えだ。
しかし、もっともな答えであれば納得できるというもんでもないのだ。
3週にも渡ってウンコぉぉ!?
どんだけ長ェウンコ!?」
とキレ気味に問う近藤さん。
銀さんはそれに、朝食った豆パンが腐ってたらしい、と答えます。
こんなところで豆パンの伏線が効いてきやがった!?
まさか豆パンが、こんな重要な伏線になるとは思いもしなかったわ!
オージョに食わすだけでは飽き足らず、こんな時まで豆パンをストーリーに絡めてくるとは!この強引な豆パンプッシュには作為を感じる!
まさかアニメのスポンサーに豆パン屋が入ったのでは!?
スポンサーの圧力でストーリーが捻じ曲げられている!?
不潔!
大人の世界って汚いわ!

とにかくこのままではいかん、と考えた近藤さん。
壁をよじ登り隣の個室に行こうとしますが…
「か…紙をくれェェェ」
敏木斎様!?
しかし敏木斎様の正体を知らない近藤さん
「よ…よ…妖怪…
妖怪がいた…」
怯えきった近藤さんの発言に、銀さんは言い切ります。
「それは妖怪 便所童だな」
その確信に満ちた目は何だ!?
デタラメ言ってるくせに、何でそんな自信に満ち溢れた顔してるんだよ!?
「トイレットペーパーがきれて 便所から出られなくなった者の哀れな末路だ」
とインチキ解説者の説明のバックで、「お妙ちゃんか?お妙ちゃんのアレか?お妙ちゃんの料理食べたからこんな」と腹を押さえる敏木斎様。
お妙さんの料理の破壊力を、改めて思い知らされました。

このままでは我々も便所童になってしまう…!危機感を抱いた近藤さんに銀さんからのナイスアドバイス。
「全部脱いだ方がいいな
『ビッグフットですけど何か?』的なカンジで自然なカンジでいってこい」
人は皆、生まれたときは裸なんですもの。服着るなんて不自然だよね、うん!
って、そんな無茶な案は却下されるに決まっているわけですが。
近藤さんは逆に、お前が行って来いと言い出します。
今まで役に立たなかった分働け、と。
すかさず銀さん反論。
「どーせお前だってアレだろ 他人のバトルを横で解説するヤムチャみてーな事しか やってねーんだろ」
まるで見ていたかのように図星です。
「失礼な事をいうな
天津飯位までは役に立ってましたっ!!」
「天さんもヤムチャも似たようなモンだよ
お前はしょせんクリリンにはなれねーんだよ」
そんな醜い言い争いをしていると、あらあら、東城氏に見つかっちゃった。
ここでトイレットペーパーがないことへのフォローが入ります。
普段からあまり使われていない厠なので紙の補充が不十分だとのこと。
バッカモーーーン!!
水場の管理こそ、生活の基本!
どんなに他がキレイでもトイレとキッチンが汚れている家は、ダメな家です。
使っていないトイレだからと言って管理を怠る?あり得ないことです。
柳生家が偽セレブだという事が、この一件で明らかになりました!

その頃、土方と新八は森の中を逃亡中。
しかし土方は、傷と重い皿と普段の不摂生のせいで遅れがち。
その上、追ってくる九ちゃんはエラク足が速いときたもんだ。
コレでは逃げ切れないと判断した土方、自分が足止めをし新八を逃がすことに。
そんな土方の男気に胸打たれた新八、土方に最大限の謝礼を約束します。
曰くマヨネーズおごります
………安ッい男だな土方。

そんな男気土方に追いついた九ちゃん。
自分達の大将である祖父の力を語ります。
さて、そのご自慢のおじい様はというと……
ティッシュをおねだりしてました。全裸で。
何気に、ビッグフット案支持率高いよ。既に過半数の賛成を得ているよ!?
多数決になれば確実に可決される見込みですよ?

土方と向かい合う九ちゃん。
土方たちには勝ちめはないのだ、と言い切ります。
四天王、中でも東城氏の実力は随一。東城氏一人でお前の仲間全員を葬っていよう、と。
さて、ご自慢の東城氏はというと……
雄たけびを上げていました。腹痛で。

九ちゃんの話を鼻で笑う土方。
「オレたちは いつ何時が今生の別れになるかもしれねー生活送ってる」
「俺にできるのは ただ奴らと同じ場所で くたばるまで戦うことだけだ
アイツらと同じ極限のな」
熱い啖呵を切っています。
さて、ご自慢の奴らはというと……
究極の極限状況に身を置いていました。便器で。

両軍の最終兵器たちが戦わないという意外すぎる展開!
このまま、トイレ組は見せ場なしで終わってしまうのか!?
ドキドキの次回を待て!

第116訓 落ちてたからって何でも拾ってきちゃダメ
実戦流派の戯言に、今までプライドを傷つけられてきた。
そう語る北大路氏。
語りながら、スペアの眼鏡をかけようとする、その顔は……
3だーーーーーー!!
目が3だーーーー!!
眼鏡を取ったら美形という、黄金の法則を無視しやがったー!
そんな33の目を見て土方は
「オイどーいう事だ その眼は?
なんでケツがついてんだ?
いつもエロイことばっか考えてるから、3がケツに見えるのよ!
こーのムッツリスケベ。

我々は日々、己の技を磨いてきたのだ、と語る北大路氏に
「口喧嘩はなかなか達者じゃねーか 今度はこっちでやろうぜ」
と土方は実戦を希望します。
刀でしか語れないなんて不器用な男。

再び剣を合わせる2人。
しかし土方の攻めは相変わらず直線的。
さァエサだ
と、またしても擬餌をまく北大路氏。
が。
土方は擬餌ごと叩き斬る!
「やっすいエサは もう食いあきたぜ
俺を釣りあげてーなら極上料理(フルコース)にマヨネーズぶっかけてもってきな」
ゴミ持って来いってさ。
いやしかし、このシーンの土方はカッコいいッスね。
普段クールぶってる分、この熱い台詞が…クゥ〜しびれる〜。

ここで攻勢に転じた土方。
しかしワンパターンな攻撃は、北大路氏に読まれている。
勘や直感頼りの実戦剣術などに、努力に努力を重ねて身に着けた道場剣術が負けるものか。
「これがお前が道場剣術と揶揄した者の力よ!!」
北大路氏の自流派への誇りを込めた反撃に、土方は押され始めます。

土方劣勢と見た新八
「近藤さん助けに入りましょう!!」
と提案しますが、近藤さんはそれを制止します。
その目に浮かぶのは、圧倒的なまでの土方への信頼。
そして、近藤さんは土方の過去を語り始めます。

喧嘩上等の一匹狼として生きてきた土方。
少々やんちゃが過ぎたのか、ある日大勢の侍に囲まれてしまいます。
しかしそれでも怯むことなく大立ち回りを演じた土方。
結局やらてしまいはしたが、その度胸が気に入った近藤さん。
自分の家の道場に土方を連れ帰ります。
さて、道場で父から稽古を受ける近藤さん。
その隣には幼少の沖田が。
ぶっとい丸太を汗一つかかずに振り回す沖田。
末恐ろしいわ、この子…
しかししばらく丸太を振っていると…
「アレ?なんかめくれてきてね?
アレ?ってかコレ ただの木の皮じゃね?」
平然として大人を騙す沖田。
末恐ろしいわ、この子…!
そんな修行風景に背を向けたまま、それでも立ち去ろうとはしない土方。
「才だけでは勝てねェ結局努力してる奴には勝てんぞ」
という近藤さんの言葉にも、
「興味ねーな」
と答えるだけ。しかし、それでも立ち去らない土方。
そんな土方に沖田は
「んだよアイツよ
死んでくんねーかな。頼むから死んでくんねーかな」
この頃から、Sッ気高かったのね。
末恐ろしいわ、この子…ッ!(ガタブル)

そんなある日、近藤さんの道場に殴りこみが。
それに勘付いた土方は、殴りこみの連中を止めるため、一人で出て行く。
そして再び多勢に無勢の大立ち回り。
その様子を見ていた近藤さん、土方の動きに骨格が出来ていることに気づきます。
しかし悠長に観察していられたのは、そこまで。
気がつきゃ土方に助太刀していた近藤さん。
そしていつの間にやら、殴りこみの連中を全員ノシていた2人。
血と汗にまみれた2人は、しばらく背中を向け合って、無言のまま立っていました。
お互いの息切れだけが、血の海に響く。
しばらくしてポツリと土方が問います。
「…なんでいるんだ お前」
近藤さんは淡々と答えます。
「ウチの流派の剣を私闘に使ってもらっては困る」
そう言われ土方は、
「借りを返すつもりが また借りつくっちまった」
などと強がりを言いつつボロボロの体を引きずって帰っていきます。
えーーーーーい!この照れ屋め!
そんな照れ屋さんに近藤さんは、
「借りなんて思わんでいい
もうお前はウチの門弟だ」
血豆(そいつ)が その印だ
土方の手には無数の血豆が出来ていました。
そう、土方は人知れず近藤さんたちの稽古を真似ていたのです。
んまっ影でコソコソといやらしいわ。こーのムッツリスケベ!
ムッツリだと思われるのが嫌だったのか、土方は
「血豆じゃねェ
四越デパートの自動ドアに はさまった
と誤魔化します。
too shy shyboyめ。

そんな土方の姿を知っているからこそ、近藤さんは土方を信じ、決して手出しはしないのです。
その信頼を受けて戦う土方。
水中に剣を隠し、軌道を読ませない作戦を取ります。
北大路氏はそれを、こざかしいと一蹴します。
が、近藤さんの信頼は揺るぎません。
「誰にも努力してねーなんて言わせねェ
それは確かに柳生の華麗な剣に比べりゃ無骨で歪な野刀かもしれねェ」
「だが
研ぎすまされた奴の剣は」
鉄をも切り裂く
土方の気合の乗った剣が一閃。
木刀ごと北大路氏を吹っ飛ばす!
これが真選組副長、土方十四郎の剣だ!

勝利を収めた土方に、近藤さんは
「また派手にやられたな」
と声をかけます。
土方は、タバコに火を点けつつ
間留井デパートの自動ドアに はさまった
ハイ!ツッコミ待ちの台詞入りました!
沖田先生、沖田先生ェ!ツッコミお願いしまーす!

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