銀魂感想 語りすぎなんじゃないのコレェェ



第140訓ゴミの分別回収にご協力下さい
とある清掃員の話です。
生臭い血のしたたる袋を捨てに来る女がいました。くる日もくる日も、女は生臭い袋を捨てに来ました。
そして清掃員がゴミを回収するまで、女はじっとこちらを見つめていたそうです。
しかしある日、女は来ず、袋だけが回収場所に置いてありました。
清掃員は気になっていた袋の中身を覗いてみました。
するとそこには………
いつもの女がいたのです!!
ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
何このホラー!こっわ!
で、女を見つけてしまった清掃員が何を言ったのかというと…
「ちょっとォ〜ダメですよ、ゴミの分別は守らないと〜
今日は資源ゴミの日。あなたは燃えるゴミでしょ
「すいません」
…………………シュ、シュール…
ちなみにこの一連の話は、公共広告機構のCMでした。
張り切りすぎだ、公共広告機構!!
これはもはやCMじゃないよ!手の込んだ嫌がらせだよ!アニメの途中でこんなCM出てきたりしたら、子ども泣くぞ!

で、CMを見た銀さん、歯を磨きながら
(あ…明日燃えないゴミの日だったか
ジャンプ出してきちまった…)
と、思い出します。
が、もう寝る準備も済ませてるし、
「まっいっか…
明日早くに取りにいきゃいいだろ
さー寝よ寝よ」
でも、さっきのCMが頭にこびりついて離れない…

というわけで、わざわざ寝ている神楽ちゃんを起こして、ジャンプを取りにいく銀さん。
「バカッおめ違うよ
恐いとかそういうんじゃないよ言っとくけど」
いや。誰も恐いんだろうとかそんな事言ってないんですけど。
で、白々しく理由をこじつける。
「あのアレだよ
ジャンプに混ぜてお前の気に入ってた雑誌捨てちゃって」
「マジでか
『女性エイト』アルか
鬼嫁特集アルカ」
神楽ちゃん…
10代の子は女性週刊誌なんか読むもんじゃないよ。子どもは「こたえてちょーだい!」で我慢しなさい。
そんな感じで、上手いこと神楽ちゃんをノせた銀さん。
ジャンプを取ってくるのを神楽ちゃんに手伝ってもらおうとしますが、
「いやアル
臭いアル」
アッサリ断られてしまいます。それでもめげない銀さん。
「じゃあ手伝わなくてもいいから俺の側にいろよ」
プロポーズ!?
しかし、こんな甘い台詞にも神楽ちゃんは一切惹かれず、
「いやアル
臭いアル」
冷たいのね。
ってアレ!?
これ銀さんは臭いってこと!?ゴミ的な匂いがするってこと!?
「いい加減にしろよ!わがままなかり いいやがって
俺はお前のためを思って こうして来てるんだよ!」
アレ!?
臭いってこと否定しないの!?
え?まさかホントに臭いの!?そこそこ男前なのにクッサイ匂いすんの!?
そんなガッカリな!!
臭い疑惑の銀さん、手伝ってくれない神楽ちゃんに逆ギレし、1人でゴミ回収に向かいます。
でもやっぱり恐いから、
「そこでじっと俺のこと見てるがいいわ!
どこにもいかずに じっと見守ってくれてるといいわ!!」
結局またプロポーズになってますよ!?
どんだけ神楽ちゃんを必要としてるんだ、アンタは!
しかしここまで銀さんに求められても神楽ちゃんは眠りを優先。
遂には謝り始める銀さん。そして懇願。
「もういいから!
そこでドラえもんの歌 歌ってくれるだけでいいから!」
アニソンで元気出そうなんて、いい年した大人の考えとは思えませんよ!?
っつか元気出すならCHA−LA HEAD CHA−LAが一番だろ。
が、しかし神楽ちゃんが歌ったのは
ドゥルルルル
ドゥルルルル
ドゥルルルルットゥ
ドゥルルルル

「アレ!?
どこからか世にも奇妙な物語のテーマが聞こえてくる!
神楽ちゃんだよね!?
コレ神楽ちゃんだよね!?」
私、世にも奇妙な物語のテーマが全く思い出せず、半日くらい悩んでしまいましたよ。
すごい無駄なことに悩んじゃったよ。時間の無駄ってこういうことを言うんでしょうね。
で、そんな嫌がらせに打ち勝つため、銀さんも歌い始めます。
「ランラァランララランララン(ナウシカの奴)」
ナウシカの奴って……何そのうろ覚え丸出しの説明。
こんな歌、夜中に大声で歌われたら近所の人はたまりません。
というわけで、近所のおっさんに怒鳴られる銀さん。
すると銀さん、
「オジさん悪いけど 俺の事見ててもらえる?
そこで見てて!!」
思いもよらぬリアクション!
こんな事言われたら、何を見せる気なのかと空恐ろしくなりますよね。
オジさんもドン引きで
「何気持ちワリーこといってんだ!!警察呼ぶぞ!!」
しかし銀さんはむしろ
「是非お願いします!!」
と、警察呼ばれる事を有難がたがっています。
恐いよ。
こんな人いたら、恐いよ…
とんだ恐怖体験をする羽目になったオッサンに深く同情いたします。

そんなこんなで何とかジャンプを回収した銀さん。
で、おじさんにまだ見ていてくれるか確認すると、何故かゴミの中から返事が…
「了解
目標捕捉しました。解析モードに移行します」
声の主はゴミ箱の中の生首。
あまりのショックに銀さん昇天。
南〜無〜。

世にも奇妙な物語のテーマと共に目を覚ました銀さん。
歌っていたのは神楽ちゃんでした。
「おはヨございまーす
髪切った?」
とタモさん繋がりで、いいとも風味な神楽ちゃん。ご機嫌ですね。
対する銀さんは機嫌最悪ですがね。

その後、ご飯を食べながら夢見の悪さを語る銀さん。
ゴミ捨て場に生首があったという、わんぱく小僧のような夢を恥じ、新八には言うなよと念を押す銀さん。
口止め料は300円です。
誰かにあげられるお金の上限は300円まで。小学生並じゃないですか。ホンットーに貧乏なんですね…
ところで寝る前後の記憶がないんだが自分は何をしていたか、と神楽ちゃんに尋ねる銀さん。
神楽ちゃんは卵を割りながら答えます。
って、何で卵割ってるの?
神楽ちゃんが卵を割っている物体を見て、嫌な予感を覚える銀さん。
「…ていうか 何それ」
と問う銀さんに、神楽ちゃんは無邪気な笑顔を浮かべ、
卵割り器!
昨日見つけたアル」
「いやいやいやいやいや
いやいやいやいや
い゛や゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!
卵割り器じゃなくて生首。しかも昨日の奴だー。
「なんでテイクアウトしてんだバカヤロォォォォ!!」
が神楽ちゃんは、やはり曇りなき眼で、
「生首違う
卵割り器アル」
と言い切ります。
こんな真っ直ぐな目をして言ってるんだ。これは確かに卵割り器なのかもしれんな…
が、銀さんは取り付く島もなく
「さっきから何言ってんの、この娘!?
卵割り器ってなんだよ
ねーよ そんな器物!!」
全否定の銀さんに、神楽ちゃんは懇々と諭します。
「卵というもの つい人の頭で割ってしまいたくなるものヨ
でもそれじゃあ迷惑…」
おお…理に適ってますよ。きっと神楽ちゃんは正しいことを言っているんですよ。
が、次の瞬間、首が吹っ飛ぶほどの力で卵を叩きつける!
飛び散る卵。
………やっぱオカシイよ!
この娘の行動、オカシイよ!

そして転がっていく生首。
「おいィィィィ!!何だこの絵ヅラぁぁぁ!!
ジャンプにあっていい絵ヅラじゃねーよ!!」
そうですね。
今こそジャンプ特製海苔の出番ですよ。

銀さんと神楽ちゃんが言い争っている間にも生首は転がっていきます。
その生首を定春が拾う。
拾うというか口にくわえちゃってるんで…どう見ても定春が人食ったようにしか見えません。グロテスク!
しかもそのまま外に出て行こうとする定春。
これでは万事屋が人肉を犬に捧げるカルト宗教集団だと思われてしまいます。
慌てて止める銀さん。
そして神楽ちゃんも、
「定春ぅ!
それ私の卵割り器アルヨォ!!」
こだわるなァ卵割り器に。そんな神楽ちゃんに、
「明日から俺が卵割り器になってやるから諦めろ!
なんだコレ 新しい口説き文句か!?」
昨日っからずっとアナタ神楽ちゃんにプロポーズし続けてますよ?
そしてフラれ続けてますよ?

と、生首を取り合っているとスポーンと飛んでいく生首。
キレイな放物線を描き、出勤してきた新八の手の中に。
じっと手の中の生首を見つめる新八。
「…これ悦子ちゃん」
悦子ちゃん?お知り合い?
「これ、今 人気の機械家政婦『悦子ちゃん』ですよ」
優れた技術を大きなお友達のために無駄遣い!!

機械だったら専門家に見てもらおうじゃんってなわけで、源外さんのトコに来た万事屋。
そこで機械家政婦カタログを見る銀さん。
「オイ スゲーな
姑バージョン、ツンデレバージョンもあんぞ
なんか風俗みてーだな」
ツンデレはともかく姑バージョンは需要あるのか!?
ここで銀さんの疑問。
「ちないに新八
お前なんでそんなにくわしいんだよ」
「え?…いや
オタクの間でも…けっこう人気ですから」
つっかえつっかえ説明するところに新八の恥じらいを感じました。
自分をオタクだと認めることにまだまだ抵抗があるようですね。
そんな新八をからかう神楽ちゃん。
「オイオイこの子完全にいやらしいこと考えてるよ〜
なんでもいう事きかせるつもりだよ〜
マジキモイアル
しばらく私に話しかけないで」
この挑発にキレる新八。
貴様らにメイドの浪漫がわかるかァァとか言ってます。
自分のオタク性をさらけ出しちゃってるよ、新八。恥じらいは何処に行っちゃったの?

新八と神楽ちゃんが取っ組み合ってる間に源外さんは悦子ちゃんの修理。
ありあわせのパーツで見事に悦子ちゃんを再現。
って、これ機動戦士だよ!!しかもパチモンの機動戦士だよ!
1年戦争でも耐えられる身体だぞ
どうだろう?パチモンくさいから1年は耐えられないかもしれん。
「なんで家政婦が1年も戦争すんだよ
なんで家政婦にシールドが必要なんだよ」
「シールドに隠れて色々見れるだろうが
家庭の事情とか」
「みなくていいんだよ!
市原悦子に任せときゃいいんだよ んなもんは!」
悦子ちゃんって市原悦子の悦子だったんかい!
とにかくこんなボディは却下却下。だって売れなさそうだもの。
って売るつもりだったのか!
この銀さんの言葉に新八猛抗議。
「売るってどーいう事だ!!
悦子ちゃんは僕専用の僕だけに優しいメイドになるんだ!
…………誰ですか、新八が銀魂の良心だとか言ってた人は。(お前だお前!)
この人ただのダメガネですよ。
僕だけに優しいメイドってのがイタイ。激イタだよ。

で、結局この悦子ちゃんはどうするの?
「断固メイド服で!!」(新八…)
「卵割り機能つけるアル!
あのニュルニュルもとってくれる奴!
何でそんなに卵割り器にこだわるんだ神楽ちゃん。
確かにあのニュルニュルは邪魔だけどさ。
で、意見がまとまらないので源外さんの好みで改造してもらったら…
「ケツプリンなっただけだろーがァァァ!!」
しかもケツデケェェェェ!!色気皆無じゃないですか!源外さん一体どーいう趣味してるんですか!?
「ケツのでかい女はいいぞ。安産だ」
お年寄りの発想だー。
ちなみにライフルからはしょう油が出ます。卵かけご飯を食べるとき便利ですね。
ってコレ結局卵割り器なの!?
で、この改造も気に入らなかった万事屋に源外さんが聞きます。
「つーかお前ら金あんの?」
目をそらす万事屋。
ここは「300円あげるから」で乗り切るしかない!

流石に機械の改造を300円で誤魔化すような横暴な真似はできなかったらしく、スゴスゴ帰ってきた万事屋3人。
せめてもの慰めにイチゴの箱に悦子ちゃんを飾りつけます。
捨て犬っつかご臨終の図だよ、これ。
殺人鬼の気分になるのも無理ありません。
ここで新八が起動してみましょうと提案。
「起動ってどこにスイッチあんだ?
もし乳首だったらオシマイだ
起動できねーぞ」
「あんたの頭がオシマイですよ」
やっぱり新八は銀魂の良心でした。
起動スイッチはおでこのホクロだったらしく、無事起動に成功。
しかし、起動するなり
残念ながらあなたの冒険の書1冒険の書2冒険の書3は消えました
ぎぃやあああああああああ!!!
何のこっちゃかわからなくとも、冒険の書が消えたと言われると背筋が凍るわ!
幼い頃植えつけられたトラウマって恐ろしい…
で、名前の入力からやり直すことに。
「めんどくせーから『ああああ』でいいよ」
と言い出す銀さん。
いるよね、こういう人。
すると新八、
「ダメですよ不精すると後悔しますよ
魔王と戦ってる時に『ああああ』とかテンション下がるでしょ
だよねー。
と、銀さんと新八がごちょごちょやってる隙に神楽ちゃんが、
「じゃあ卵で」
卵と書いてたまと読む。
というわけでたまに決定。どこのニャンコだ。
しかしたまは、
「みなさん初めまして
私の名前はマリーアントワネット」
卵無視。
ロボの癖に人の言う事聞きゃあしません。
更に続く自己紹介。
「みんなにはホクロビームと呼ばれている」
いじめられてるよ!!
「つーかみんなって誰だよ」
戦士とか武闘家アルヨ
あいつら肉体派のくせに根暗なんだよ

やっぱり一番性格がいいのは、口は悪いけど面倒見のいい女魔法使いですよね。
「なにか…思い出したらブルーになってきた
冒険の書をどこにセーブしますか」
勝手に店じまいする卵。
ホント、人に従う気ないな、このロボ!
しかもセーブは、
「復活の呪文をメモしてください
『もががずぼろそくされまぐろぱろみ』」
今時復活の呪文形式なのかよォォ!!
セーブ機能ないの!?
メモ帳!!はやくメモ帳!!」
ファミコン並だー。
よく書き間違ったもんだよ復活の呪文!蘇る悪夢の数々!
「つーか なんで冒険の書のセーブデータ消えたっつってたのにセーブ機能がついてねーんだよ
コイツ狸寝入りこいてるぜ
働きたくねーだけだよ」
銀さん、いーところに気がついた!
そんなわけで、起こすために額のホクロを16連射!
すると卵、
「ペッ」
ですって!
オイル吐きやがりましたよ、このロボ!
しかもシレッとして、セーブ中は触らないでくださいとか言いやがりますよ。
「お前セーブ機能ねーんさろうが!!」
という正しいツッコミが入ると、
「もう一度復活の呪文をいいます」
とか言って、古代文字並べ立てやがりますよ。
で、さっさと切れちゃいました。
うわーーーーー…こんなふてぶてしいロボ、メイドにしたくねー。
しょうがないので、銀さんは神楽ちゃんに言います。
一回カセット抜いてホコリとれフーッって
あーやったやった。懐かしいなあ…
ってでも、このネタもしかして今時の若い子にはわからないんじゃ…?
プレステしか知らないよって子もいるかも。
ヤダ、時が経つのは早いわねえ…

とにかく大して冒険も進めてないんだし(っつか冒険してないよ?)、気長にやろうやと再び起動すると、
「パラララッパパ〜〜〜
卵はレベルがあがった」
いきなりレベルアップ!?
まだ敵1人も倒してないのに!?(そもそも敵がいないんですが)
「力が3あがった
速さが2あがった
だるさが5あがった
気だるさが6あがった
疲れが7あがった
虚無感を覚えた

「ちょっとォォォ!
どんどん負のパラメーターがあがってますよ!」
しかも負のパラメーターの方が上がりがいいですよ。正のパラメーターの倍くらい上がっちゃってますよ。
なんだよコイツ使えねーよ。
控えにしよ。
とか言ってると強制イベントで無理矢理戦闘に参加してきたりして、厄介窮まりないですよ、みたいな。
で卵はそのまま
「気だるさがにあがつたずぼろろくされまぐろぱろみ…」
と復活の呪文に移行。
「なんかだるい
はたらきたくない
しごとがつらい」
とオッサンみたいな愚痴まで言い出す始末。
なんちゅーロボだよ。
で、好き勝手言ってプツンと切れてしまいます。
万事屋は深いため息。
それでも使えないロボを何とか活用しようと新八は提案します。
「どうですか?
街角でストレスのたまってる人に好きなだけ殴らせるとか」
……し、新八?
やっぱこの子、銀魂の良心じゃないわね。
何この荒んだ発想…
しかも銀さんまで
「殴られ屋?
いいな それ
それでいくか」
と同意しています。
よくないよ!落ち着いて!
ロボでも見た目女の子だから。女の子、殴るのいくない。

と言っていると、テレビからニュースが流れてきます。
何やら、悦子ちゃんを開発した博士が殺されたとか。しかも犯人は、博士の助手をしていた機械人形だとか。
そしてテレビに映った犯人の機械人形の顔は、卵そっくりであった。
え?ということはこのロボは…?

というところで以下次回。

第139訓合コンは始まるまでが一番楽しい
一行が乗り込んだのは屋形船。
見合った者たちを前に、添乗員がガイドを始めます。
「特別コースでは空からの夜景も見られるんですよ。
どうですか?みなさんも
空でハロウィーンパーティというのも なかなか乙ですよ」
何の悪意もない台詞だというのが、いっそ心に突き刺さる。
ハロウィーンじゃないです!!
でも、仮装でもないのにこんなカッコしてるなんて恥ずかしくて…違うんだとは言えない…
でも銀さんは、
「合コンですよ」
と真顔で言い切ったァァ!!
恥を恐れぬその勇気に感服いたしました!

ここで珍しく前回までのあらすじがついているわけなんですが…
「バベルの塔建造(チンコをつける)」って…
そのものズバリ書いちゃってるーーーー!?
それをボカすための比喩表現じゃなかったの!?
あと、「既に手負い(頭に)」って…
遠回しな表現が、逆に心を傷つけるよ!

というわけで始まりました、最後の聖戦。
向かい合う男女。(アレ!?普通に近藤さんと桂が隣に座ってる!?)
その間には沈黙の川が流れる。
その重ーい空気に耐えられない新八。
(自己紹介とか何故誰も振らないんですか!?
僕が振ってもいいんですか?)
しかし銀さんは
(軽はずみに動くな)
と新八を抑えます。
何故なら、ここで安易に動けば、否応なくこの会の幹事にさせられてしまうからだ。
そうなれば九ちゃんを口説く暇などない。
それだけは避けねばならぬ。
そう、こんな時のための捨て駒ではないか!
って、桂だの長谷川さんだのに声をかけていたのは捨て駒にするためだったのかー!!
バベルの勇者達って厳選したメンバー(捨て駒)だったんだな。知り合いにかたっぱしっから声かけてたもんなんだとばっかり…
意外ときちんとした作戦の元に動いてたんだなあ…

まあ、そのような厳密なる作戦があったわけですが、しかし気ィ遣いの新八にとってはこの気まずい沈黙は耐えがたいものだった。
今にも口を開いてしまいそうな新八。
そんな新八に、苦しいのはてめーだけじゃねー、と銀さん。
そう、銀さんにとっても、この沈黙に耐えがたいものだったのだ。
そして心の奥で叫ぶ。
(誰かァァァァァしゃべれェェェェ!!
俺は幹事は嫌だァァァァ!!
頼むぅぅ300円あげるからァァ!!
そこまで必死で願ってるのに、300円までしか出せないなんて!どんだけ貧乏なんだ!?なんか切なくなってくるわ!

そんな重苦しい空気を破る一声が。
「すまない。ちょっとうかがいたい事がある」
手を上げたのは桂。
桂が気を利かせるなんて珍しい!
が、続いて出てきた言葉は、
「俺は一体誰なんだ?」
えぇ〜〜〜〜〜〜!?
自分探しはじめちゃったよ、この人!
そんな桂をエリザベスがフォロー。
『さっき馬に踏まれてたんで多分その時』
と看板で伝えるエリザベス。
優しいエリザベスを見て、しかし桂は
「というかなんだ?この化け物は
愛する人の事すら忘れている!?
なんという悲劇!!
神は何故、この2人にこのような悲しい運命を与えたもうたのか!
愛する人すら忘れ、桂に唯一残された記憶は、
「何か…ラップをやっていた事しか思い出せん」
直前にやっていた事しか覚えていられなかった模様。
まあ、所詮桂の記憶力ですから…
そしてその隣の近藤さんも
「俺は一体誰だ
…確か地球の平和を護る何かだった気がする」
(勝手に記憶捏造してんじゃねーよ!!)
と新八はツッコんでますが、これは当たらずも遠からずじゃないですか?
近藤さんは確かに、地球の平和を護っていたよ!えいりあんとも戦ってたよ!近藤さんは間違いなく 正義の味方さ!
っつか、あの皮ジャン、自作のモンだったのか…
てっきり沖田に作ってもらった夏用隊服だとばっかり…よく見ると、ただの皮ジャンでしたね、コレ。
たっはー騙されたー。

そんなわけで、「気が合いますね」と雑談を始める桂と近藤さん。
変な具合に仲間意識が生まれちゃってます。
そしてそれに釣られて、女性陣も会話を始めます。
こうして合コンなのに、女は女同士、男は男同士で盛り上がり、男女間の会話は成立しない空気に…
この空気は…まさに小学生の給食時間!!!
机を合わせているとはいえ 両者の言葉が交わされることは決してない
机の間に開いた亀裂は…マリアナ海溝より深い
って新八ったらナイス比喩!彼の国語力の高さは並じゃないぜー。

その時、正面に座っている九ちゃんに動きが…
キノコを残す九ちゃんと、それを注意するお妙さん。
ここで銀さん、起死回生の一言。
「よこせよ キノコ」
男女の亀裂を飛び越えるその姿は、ガキ大将!!
感動のあまり、新八の目には銀さんが帽子に半袖短パンのガキ大将そのものの姿に見えていた!!
………私は銀さん好きですが、何着ても似合う人だと思っていますが…さすがに小学生のコスプレはキツイなぁぁぁぁっ!
いや、まあ、姿形はこの際どうでもいいんです。
とにかく銀さんはガキ大将になって、男女の溝を埋めることに成功したのです。
…と、そんなにうまく事が運ぶはずもなく…
「箸渡しはいけませんんんんん!!」
と、お妙さんの飛び蹴り注意が入りましたァ!!
絶句する新八。
その目には、お妙さんが委員長に見えていた。
委員長…
それはガキ大将を止める事ができる唯一の存在。
っつか、お妙さんの委員長コスは可愛いなあ…お妙さんには常にこのカッコしててほしいくらい似合ってるよ。正直、着物よりずっと可愛く見える…
というわけで、委員長兼剣道部主将を務める才色兼備お妙ちゃんの力により、クールな転校生柳生さんとお近づきになる事はできず…
って、才色兼備お妙ちゃんとか、新八お前、身内を持ち上げすぎだろう!!
自分の脳内なのをいい事に、好き勝手にお妙さんを褒めちぎっちゃって…このシスコン!
新八はお妙さんのことを好き過ぎる。
そんなだから彼女が出来ないんだよ。

と、ここで横槍。
「ヒューヒューお熱いわね」
と冷やかしてきたのはブス沢さんブス村さんブス寺さんブス川さんブス森さんブス島さん。
ってブス多いな、このクラス!
こんな勝率悪いクラスは嫌だ!
で、ブス6人衆への新八の評価。
人一倍色恋に興味があるくせに人一倍色恋に縁がないため、他人の色恋に首をつっこみ かたっぱしからひっかき回す女豹軍団。
嫌だなあ…何そのリアルな観察眼。
空知は恐い人だなあ…クラスの女子の勢力図とか、スッゴイ正確に把握してそうだよ。
そんな男子は嫌だ。男子は女子の世界には疎いままでいてほしいなあ…汚い世界だから知られたくないよ、マジで。

そして女豹軍団に目を付けられた委員長は、このプレッシャーに耐えられず逃げ腰に。
このままではマリアナ海溝は永遠に埋まらない!
危機感を感じた新八、(ここは僕がいくしかない)と飛び入り参加。
「いい加減にいろよ女子ィィ!!
お前らそんな事いってさァ ホントはお前らが銀さんの事好きなんじゃねーの!?」
「そんなんじゃ……ないわよ」
図星だったァァァァァァァァ!!!
最悪の展開に凍りつく教室。
その中で新八の心のツッコミが響き渡る。
(お前どさくさにまぎれて何とんでもない事実を発掘してんだァァ!!)
この意外な事実に焦りまくったガキ大将銀さん、
「ま…まて
俺はあの…片目の奴を狙っててな」
するとその後ろで、転んで片目を切るさっちゃん。
さすがM。惚れた男のためなら失明なんてなんのその。
というわけで、まんまと銀さんの意中の女に成りすましたさっちゃん。
それを見て、銀さんは後悔。
(しまったァァァ!
もっとしぼり込んで片目で黒髪とか…)
ここで片目で黒髪の人物のアップ。
って眼帯した近藤さんじゃないのよー!
で、何故か近藤さんは桂とユニットを組んでいます。
そしてラップとロックを融合させ地球平和を訴えていこうと決意しています。
どこに向かっていこうとしているんだ、君達は…
しかも
「お上も革命家もアテにならん」
とか言い出してます。
君ら思いっきり当事者なんですが…
まあ、いいや。
そんなこんなでラップとロックを融合した一曲を歌い始める近藤さんと桂。
「やるなら今しかねーZURA
やるなら今しかねーZURA」
って、なんでそんなどーーっでもいい歌詞だけ覚えてるんだ、桂の脳味噌!!
もっと大事なことに脳の容量使いなさいよ!!
そんな2人の姿を見ているうちに、なんか涙が出てきた新八。
……うん。確かに泣けるよね…私もちょっと泣けてきたよ…
そしてもう1人、涙を流す人がいた。
それは…なんと九ちゃん!
凝り固まっていた九ちゃんの心を溶かしたのは、いがみ合っていた野球部主将とサッカー部主将の和解だった…
が。
和解したはずの2人は、掛け声を「天誅」にするか「御用改めである!」にするかで揉め始めます。
「御用改めである!」
「天誅!」
「御用改めである!」
「天誅!」
「御用改めである!」
「天誅!」
「御用改めである!」
「天誅!」
!!
というわけで、自分が何者なのかを思い出した桂と近藤さん。
何なんだ君達は。
なんでそんな簡単に、記憶をなくしたり取り戻したりできるんだ?
脳の構造が単純だから、記憶の出し入れが楽なのか?
この2人がパソコンだったら、ある意味便利ですね。
簡単に失ったデータを取り戻せるから、フリーズだって恐くない!

ここで突然大きく船が揺れます。
なんと東城が船を乗っ取っていたのです。
何故そんな事を…?
「恐ろしい体験を共にした男女は恋に落ちることが多いとか
なんでも恐怖によって激しくなった心音をトキメキと勘違いするらしいです」
この人、九ちゃんのためなら犯罪すら犯しやがりますよ。恐ろしい!
東城のアクロバティックな運転により、船の中は大混乱。
その混乱の中、九ちゃんが船外に投げ出されてしまいます。
腕一本で浮き輪につかまる九ちゃん。
ここで銀さん、混乱する新八にバシッと言います。
「ぱっつぁんよ
女なんざビシッと決めるトコ決めりゃあよ コロッとおちるもんだぜ」
まあ、じゃあ銀さんがバシッと決めてくれるのね。
いやだわ、もう…また銀さんファンが増えちゃうじゃない。
…と思ったら、
「いってこい」
新八に押し付けやがったァァァァ!!
で、言われた新八は
「って僕ぅ!?
無理です無理です」
そして銀さんも
「俺も無理だよバカヤロー!!」
何だ、このダメ男たち…
女の子が死にかけてるってのに助けもしないって…そんな主人公がどこにいるってんだー!!
あのハワード(無人惑星サヴァイヴ)でさえ、シャアラのために飛び出して行ったってのに…アンタたちはtheヘタレキングハワっ子よりヘタレなのかよ!!

と、そこへ近藤さんに追われる桂が落ちてくる。
その桂に押され、滑っていく銀さん。
ここでようやく仕方がないから九ちゃんを助けに行く銀さん。
な、なんか酷いな…
桂につき飛ばされなければ、銀さんは九ちゃんを助けに行かず、結果九ちゃんは落ちていたわけです。
つまり桂は九ちゃんの命の恩人!?
意外なところで、桂が合コンに参加した意義が生まれました。

そんなこんなで九ちゃん救出に向かう銀さん。
「今助ける!!」
という銀さんに、九ちゃんは顔色を変え、
「ダメだ 僕は男にふれられると」
あっそーだった!
うがぁぁぁぁぁってなっちゃうんだった!
が、銀さんはそんな事はものともせず、九ちゃんの手をつかみます。
カッコイイ!
でも、九ちゃんの体質は、どんな窮地でも変わらない。
「うわァァァァァ」
と叫び、銀さんを投げ飛ばしてしまいます。
それでも、投げ飛ばされながらも銀さんは九ちゃんを船内に戻します。
そんな銀さんに感動した九ちゃん、自ら銀さんに手を伸ばします。
そして銀さんの手を掴み、
「無茶なことを
僕が手をのばすと信じていたのか」
この時の九ちゃんの顔の、カッコイイことカッコイイこと…
ただの女に戻してしまうのが勿体無く思えるほど、漢前ですよ!
やはり九ちゃんには体は女、心は漢という路線を貫いていただきたい。
そんなわけで、九ちゃんの手に触れた銀さんが
「なんてこたァねェ
ただの女のキレイな手だ」
と九ちゃんの女らしさを見出し、合コンの目的は一応達成かな?

ちなみにバベルの塔の件ですが、あのチラシよく見てみたらゴスロリ着物専門店も載っていました。
なーんだゴスロリ服がほしかったのね。
工事はただの勘違いでした。
めでたしめでたし。

……ってゴスロリに興味持ち出しちゃったの、九ちゃん!!
東城に毒されてるよ!
九ちゃんには体は女、心は漢という路線を貫いていただきたいんですけどォォォ!!!

第138訓ロフトに行けば大体何でもある
今週の単位・hk(ヒキ)
どれだけ引いたかを表す単位。1hkは、担任とクラスメイトが付き合っていたと知った時の引き具合に相当する)

『若の成長記録
東城歩』
1hk
『○月×日
今日も麗しの若は気高く美しい』
3hk
『○月×日
軽いジャブとして若の部屋にゴスロリ衣装を置いておく
燃やされる』
10hk
ほんの1ページほどで14hk。
クラスメイト14人が担任と付き合っていた状況に相当するわけです。
ホント引くわ東城。

で、その後も日記は続きます。
『○月×日
カーテンの上のシャーってなる奴が外れたのでロフトへいく』
『○月×日
機は熟した。ゴスロリ衣装を…
爆破される』
『○月×日
カーテンの上のシャーってなる奴がアレだったのでロフトへ』
と同じことの繰り返し。
ってか、若の成長記録なのに半数がカーテンの上のシャーってなる奴の話なの、おかしくね!?

そして日記のラストには…
『この日記を読んでいる者へ
これを今そなたが読んでいるという事は 恐らく私はもうこの世にいないだろう
しかし私の若への思いは重々わかってくれたことと思う
頼む
どうか…私の意志を継ぎ
若を
若を…
立派な…女…の子に…』
と、どこぞのRPGのような一文が。
ちなみにこの日記、万事屋に郵送されています。
どんだけ用意周到な遺言なの!?
しかしここで終わりではなかった。この日記には更に続きがあった。
『○月×日
カーテンの上のシャーの奴がやっぱりアレなのでロフトへ…』
死んでないのかよ!?
っつか、ラスト若の事じゃなくてシャーの事なんだ!?優先順位、シャーのが高くね!?
まあ、東城が面白い人だと言うことは痛いほどよくわかりました。
東城は、私の中の銀魂変人ランキングで桂と並び立つ猛者となりましたよ。
そして九ちゃんが東城を嫌がる理由も痛いほどわかりました。
東城は、私の中の銀魂変態ランキングで近藤さんと並び立つ猛者となりましたよ。

そんな東城のウザ日記を半強制的に見せられた万事屋。
新八は
「アンタどんだけ暇なんですか
九兵衛さんへの嫌がらせとロフトへの往復しかしてないじゃないですか
つーか どんだけカーテンのシャー気になってんですか」
と読者の心に浮かんだ疑問を全て網羅したパーフェクトツッコミ。
さすがはツッコミ班長。
そんな疑問に東城は、
「いや 他にも裏柳生との死闘とか色々あったんですが、とりたてて日記に書く程の事でもないので」
折角死闘を演じたのに、記録に残す価値なしと判断されるなんて!
裏柳生の人達、かわいそう!

そんなこんなで、東城から九ちゃんを女に戻す手伝いを依頼される万事屋。
しかし銀さんは乗り気ではない様子。
「お前今日から女になれっていわれてなれるか?あん?
チンコ切ってから来いボケ」
その言葉に東城、躊躇なく
さよーなら歩!!
こんにちはー綾!!

それはちょっと色々マズイから!! っつーか、恐いよ!本気すぎて恐い!引くよ!100hkだよ!
しかも綾って…そんな100%じゃないですか!そんなイチゴパンツな東城、見たくありません!
そんな異常な愛に生きる東城に、銀魂の良心新八から助言。
「幸せってのは100人いれば100通りあるもんじゃないですか
九兵衛さんが幸せなら、それを外野がとやかく言うのは間違ってませんか」
今、新八がいーこと言った!
さすがは銀魂の良心!
が、しかし、いーこと言ったのに東城と神楽ちゃんからアッパー喰らう新八。
なぁぜだぁぁぁぁ!?
東城はともかく、何故神楽ちゃんにまで殴られねばならぬのですか!?
「イラっときたアル
しゃべり場を見た時と同じ感情が芽生えたアル」
あー…しゃべり場と同じ感情、芽生えちゃったかー…じゃあ、しょうがないね。(しょうがないんだ!?)
そんな万事屋たちのじゃれ合いはシカトし、東城は話を先に進めます。
「ゴスロリ衣装をしこむ折 若の部屋からこんなものが」
それは整形外科のチラシ。
(!!もしか工事!?)
硬直する銀さんと新八。
(あの…顔の下に汚れたバベルの塔を建設しようとしているのか!?)
………バベルの塔ってなんだろー?日並、子供だからわかんなーい。(黙れ

というわけで、東城の切なる願いを受けた銀さん。
開口一言、
「合コンをひらくぞ」
てっとり早く男に惚れさせる作戦に出るようです。
そしてそのために
「集めるんだ
勇者達を 選ばれしバベルの勇者達を」
で、ページをめくると出てきたのは、風俗の客引きをやってるロンゲ。(withオバQ)
………………………………
…………………
これのどこが勇者だーーーーーッ!!?
桂じゃん!コレ桂じゃん!!
女を口説くのに最も適してない男じゃん!!
勇者を集めろって言っておいて、まず最初に当たったのが桂!?
銀さん、アンタやる気ないでしょ!?
第一候補が桂て…!第一候補が桂て…!
そりゃ顔はそこそこにいいけど、それ以外の全てがダメな男じゃないですかー!
しかもこの勇者、
「見しらぬ女と何を話せというのだ」
とかダメ男な事言ってやがりますよ。
そのくせ、その舌の根も乾かぬうちに、見ず知らずの娘に
「あっ!おねーちゃんウチの店で働かない?
君ならスグNo.1になれるよ!マジで いやマジで!」
と声をかけています。
もう何もかもダメダメ過ぎて、何からツッコんだらいいのかわからない…
とりあえず客引きはやめろ。
まず、そこから始めよう。な、桂。

で次に銀さんが向かったのは八郎さんのところ。
まずここに来ようよ。
なんで先に桂のトコ行ったの?

そして神楽ちゃんが向かったのは長谷川さんのところ。
だーかーらー!!
勇者を探してるんじゃないんかい!!
なんで長谷川さんのとこに来るの!?
この人あだ名マダオだよ!マダオってまるでダメな男の略なんだよ!?っつか、神楽ちゃんが自分でつけたあだ名じゃん!
まるでダメな男が勇者なんかになれるかー!!
しかもこのマダオ、
「どうせワリカンだろ
おごりなら いってもいいけどよ
とかほざいています。
マダオのつまんねー説教(多分若い娘に説教とかするタイプだ、長谷川さんは)聞かされた挙句、金まで払えってか!?そりゃ一体どういう罰ゲームだよ!

そして東城が向かったのは…
「さちえです
じゃあ どのプレイを?ちかんプレイとかありますけど」
………………………………
…………………

次に銀さんが向かったのは平賀源外のところ。
だから探してるのは………
いや。もういいや。
もうどうでもいい。好きにしたらいいよ。

そして神楽ちゃんは、屁怒絽さんのところ……を素通り。
話しかけられないなら、最初から行くなよ!

で、東城が向かったのは…
「シャチョサン アンタも好キネ」
………………………………
…………………
風俗が大好きなんだなあ東城さんは…(ツッコミ放棄)

その頃、新八はお妙さんと九ちゃんに合コンの話をしていました。
合コンを知らない九ちゃんは
「合コン…
合コンって合同稽古のようなものか」
なんて堅物で愛らしいの!
カタブツカワイイ!略してカタカワ!
そして何故かお茶を持って出てくる近藤さん。
すごいナチュラルに志村家の中にいるな、この人。もうこれはストーカーじゃないよ。ストーカー以上の何者かだよ。
そして近藤さんは
「いけません!
いけませんよ!」
と余計な口を挟んできます。
「合コンなんて あんなの乱交パーティみたいなものでしょーが
合体コンパでしょーが」
その発想が最低ですよ!
そんな近藤さんにお妙さんの制裁。
「どこの家政婦だァァァ!!
てめーは永遠、天井と合体してろ!!」
お見事です、お妙さん。

で、話を本題に戻しまして。
「合コンっていうのは食事会みたいなもんです」
と説明する新八。
すると九ちゃん
「なるほど
食事のあとに合体するわけだな」
意味もわからず、言われた事を復唱する堅物っぷりがもう…
カタカワ!!
対しまして、スレまくっているお妙さんは
「要するに合コンというのはね、男にご飯をおごらせるだけおごらせておいて、何もせずに帰るタダ飯を食べれる絶好の機会よ」
浮かべた愛らしい笑顔が、いっそ恐ろしいよお妙さん。
そんな姉に新八は
「姉上ェェ
女の広辞苑をひくのは やめてください!」
女の広辞苑…それは男には正気では読めない恐怖の書なのであった。

そんなこんなのやりとりの後、九ちゃんの合コン参加が決定。
ちなみに、そんなこんなのやりとりの背後で、天井と合体した近藤さんは、同じく天井の一部と化したさっちゃんと運命の出会いを果たしていました。
なんかこの2人、ハマーとビューティー田村みたいになってきたな…

そして合コン当日。
家康公の前で女性陣を待つ万事屋達は、事前の打ち合わせに余念がありません。
「神楽、お前だけが頼りだ
女共の中にもぐり込んで俺達の評判をあげろ
教えただろ
一緒に化粧室へいって」
「ねェねェ どの人、気に入った〜
私あの白髪 
あの天然パーマ カ〜ワ〜イ〜イ〜」
「違う違うカ〜ワ〜ウィ〜ウィ〜」
ロクな事教えないな、この人…

と、そんな仲睦まじい打ち合わせに乱入してきた男が。
「もっかい あわせるぞ
せーの」
そして唐突に始まるラップ。
やるなら今しかねーZURA
やるなら今しかねーZURA
攘夷がJOY
JOYが攘夷

ハイそこで復唱!」
………桂……
また、何処からツッコんだらいいのかわからない事、はじめてくれちゃって…
自由自在なボケっぷりに読者はただただ戸惑うばかりです。
で、復唱!と言われたエリザベスはプラカードでJOY!と言っています。
が、桂は満足せず、
「違う!!しゃべれや!サインじゃなくて!
お前ホントは俺のいない所でペラペラしゃべってんの しってんだからな俺!」
愛している人だからこそ、知られたくない事ってのがあるのよ。
そういうエリザベスの女心が桂はわかってない。………って女心!?

そんな自由な桂の脳天に銀さんの蹴りツッコミが決まります。
蹴りたくなる気持ちはよくわかる…
ここまで強力なツッコミを受けても、それでも尚ボケ続ける桂。
「ラップじゃないカツラップだ」
カツラップて…(脱力)
桂は本当におかしな人だなあ…頭の先からつま先まで、行動台詞服装、何から何まで余すところなくおかしな人だ…
と言いますか、まともな部分が見つかりません。
桂のまともなトコってどこなんでしょうか?本気で分からなくなってきました…
もう桂には、高杉とのシリアスなんて出来ないんじゃないだろうか?

そして桂の逆から歩いてきたのは、さっちゃんと近藤さん。
っつか君ら、なんつーカッコしてんの!?
合コンを何か他のものと勘違いしてない!?
特にさっちゃん!
ウェディングドレスて!!
合コンにウェディングドレスて!!
どんだけ気合入れてんだよ!気合入りすぎで、周りの人ドン引くよ!1000hkですよ!
で、2人は会話しながら歩いてきます。
「ストーカーだよ〜お前も〜!
立派なストーカー!
俺は違うけどね!」
俺は違うって、近藤さん…「お前」って自分で言っちゃってるじゃん!
そんな近藤さんの指摘にさっちゃんは、私は妖精だと主張。そして近藤さんは妖怪だと言い出します。
それに反論する近藤さん。
「妖精だよ 俺だって!
いや妖精はお妙さん!
俺は彼女のピーターパンさ!
こんなオッサン面したピーターパンは嫌だ!
というわけで、近藤さんの脳天に銀さんの蹴りツッコミが決まります。
「なんで皮ジャン破いて はおってんだよ
暑いのか寒いのかハッキリしろよ
いやいや違うんですよ、銀さん。
その皮ジャンはね、近藤さんのために沖田が作ってくれた一張羅なんですよ。部下の悪ふざけの産物であっても大切に着る、近藤さんの優しさが伝わってくるじゃありませんか。
この優しさでお妙さんをゲッツですよ。

で、近藤さんへのツッコミで手一杯の銀さんに放置されたさっちゃんは、自ら銀さんに絡んでいきます。
「銀さん 私にはつっこんでくれないの
無視なの?」
「ああ いいんじゃないカワイイ」
投げやりだー。

それはともかく、銀さんのツッコミで近藤さんの大事な皮ジャンが落ちてしまいました。
革ジャンを親切に拾ってくれたのは…桂!!
フルーツポンチンポの出会い、再び!
見つめあう2人。
滑り落ちる皮ジャン。
高なる心臓。
嗚呼こんなところで貴方に出会えるなんて…
これは…運命?
と思う暇もなく馬に蹴飛ばされる2人。
何故こんなところに馬が?
それはね、九ちゃんが乗ってきたからです。
しかも鎧装備。
何故そんな格好で…?
「妙ちゃんに『合コン』なるものは男と女の合戦だときいていたのでな
一応用心してきた」
何もわかっていないのね九ちゃん。
そういう世慣れしてないところがカワイイですね。カタカワですね!

で、九ちゃんにロクでもない事を教えたお妙さんはというと…
ブサイクで武装。
(決して自分よりカワイイ娘を連れてこない
むしろ自分を引き立たせるための死兵として使う
策士!!…策士だ!!)
恐え〜女恐え〜…

(―合コン
その恐ろしさをわかっていないのは僕らの方だった
―その時僕らは まぎれもなく戦場にいた)
何だ、この語り?
どうしちゃったの新八?
銀魂の良心である貴方まで壊れてしまったら話が破綻しちゃうよ?しっかりして!

そして最後に東城の日記。
『○月×日
今日も麗しの若は気高く凛々しく美しい(しつこいよ!8hk)
1人の少女の存在をかけ 立ちあがったバベルの勇者達
しかし 彼等のゆく先 汚れしバベルはあまりにも高く見えた
はたして彼等バベルの勇者達はどうなってしまうのか
その結末は次週
アレ?もうコレ日記じゃなくね?』
何だ、この日記。もうワケがわからない。
そしてとどめに更にワケがわからない一文が加えられています。
『とりあえず私はカーテンのシャーの奴がアレなのを思い出して
ロフトにむかった
アンタ実は若の事なんか、どーーーーっでもいいんだろ!?
シャーの方が大事なんだろ!?
東城の思考回路、わかんないよ!!もうこの人、意味わかんない!!


第137訓固ゆで卵は潰れない
対峙する小銭形と狐。
いい加減諦めろと言う狐に、小銭形は
「そいつがハードボイルドって奴さ
『固ゆで卵』は簡単には潰れない
ちょっとカッコいいじゃないですか。小銭形のくせに!
そしてカッコいいモードのまま、小銭形は過去語りに入ります。
小銭形は幼少の頃、盗人に家族を殺されていた。
そんな小銭形にとって、義賊を貫く狐は、ある種の憧れの対象だった。
そうか…
若い頃の小銭形はいい男だったんだなあ…(ええ!?このハードな話聞いて、感想がそれかよ!?)
まあ、そんなくだらない感想は置いておいて。
狐に憧れていたからこそ、小銭形は今の狐のあり様を問う。
「なんで堕ちた?」
と。
狐は、泥棒にそんなことを言うもんじゃないと小銭形をたしなめ、
「あっしら盗人はハナから堕ちた うす汚ねェ連中でございましょう」
おお…なんてハードボイルドなやり取り。
小銭形もちゃんとハードボイルド出来るんじゃないですか。
と、ここで乱入してきたのは…
狐!?
しかも八匹も!?

実は元祖狐は盗賊団「九尾」の者だったのです。
30年前に組織から逃げた元祖狐をおびき出すため、九尾達は長五郎の名を騙っていたのでした。
そして狐vs狐の戦闘勃発!
微妙に置いてきぼりの万事屋同心組。
勝手に戦闘始められても困るんですが!

まあ一応、元祖狐が万事屋同心組をフォローしてくれましたがね。
元祖狐に言われるまま階段に避難する万事屋同心組。
そして振り返ると、九尾達は炎に囲まれていた。
金の油揚げ像を守る機械(からくり)の力です。
更に機械(からくり)は続きます。
お次は、階段が坂に変わります。
そして両サイドから降り注ぐ油!
何このバラエティ色濃い機械(からくり)!!
この屋敷の機械(からくり)を作った人はバラエティ番組の美術さんでもやってたのか!?
とか言ってる間に、生き残りの狐が4匹襲い掛かってきたァ!!
神楽ちゃんと新八が迎え撃とうと身構えますが…
滑っちゃったァァァ!!
「何してんだァァお前らァァァ!!」
と2人を振り返る銀さん。
その前方から狐が2人斬りつけてきた!
ここで新八と神楽ちゃんが銀さんの足を掴み、転ばせる。
そして狐2人は同士討ち!
「狙い通りっスね!!」 
と、はしゃぐ万事屋。
いや、絶対偶然の産物でしょう。
騙されませんよ私は。

そんなことやってる間に、ハジのところにも狐が2匹。
ヤッバーイ。
ここで銀さんのアドバイス。
「体当たりだ!!体当たりしろ!!
できるだけ敵巻き込んで飛び降りてこい!」
この言葉を受けてハジ、銀さんの胸に飛び込んできたァ!!一直線に飛び込んできたァ!!
敵巻き込んで来いって言っただろーが!!
なんで一直線!?
しかもハジの体当たりで銀さん気絶。
落ちていく2人。
ヤッバーイ。
ここで新八、小銭形に助けを求める。
しかし小銭形の元にも迫る狐。
仲間を取るか自分の身の安全を取るか。しかし小銭形は迷わない。
「仲間が優先だ!」
おお。カッコいいところもあるじゃないか小銭形。
が…
言葉とは裏腹に小銭形が取った行動は…
新八の胸に飛び込んできたァ!!一直線に飛び込んできたァ!!
そんな選択肢なかっただろーが!!
なんで仲間に体当たり!?
「いや…恐かったから」
本当ダメ人間だな、この人!!ダメすぎて驚くわ!

というわけで、一向に上にあがれそうにない一同。
そこで元祖狐が助け舟を出してくれます。
しかしその背後に新たな狐が出現。
そして貫かれる元祖狐。
狐達は、元祖狐が抜けた穴に、既に新たな狐を入れていたのだ…!!
更に新狐が明かす真実。
元祖狐は盗みに入った家から子供を抱えて逃げていたのだ。

それを聞き、小銭形の脳裏に蘇る記憶。
小銭形を屋敷から連れ出した盗人。
そいつは言った。
「この千両箱を死んでも離すなよ」
と。
そして小銭形の頭を撫で、
「いいな
負けるんじゃねーぞ
男は強く はーどぼいるどに生きろ
つまり、そういうことだったのだ…

その記憶を思い出し、小銭形は雄たけびを上げ銭を投げる。
銭は見事に新狐を捕らえる。
そして銭投げで宙に浮かされた新狐に銀さんがとどめの一撃。
これで狐は全滅。
あとは元祖狐を助けるだけ。

炎の中に落ちそうな元祖狐を引きずりあげようとする小銭形。
元祖狐は、ここで最後の真実を明かす。
「アンタは詰めが甘すぎらァ
敵に毎日グチこぼすなんざ同心のスミにも置けやしませんよ」
狐の正体は屋台の親父だったのです。
そして元祖狐は
「旦那…
アンタ結局最後まで、あっしをつかまえられなかったんですねィ
あっしの完全勝利だ」
その言葉に小銭形は
「いや俺の勝ちだ
生きて連れて帰る」
そして一言付け足します。
牢屋に入る前にカミュに一杯つき合ってもらうがな
そんな小銭形に、元祖狐はフッと笑い、
カミュじゃねェ
焼酎だ

そして切れる糸。
炎の中に落ちていく元祖狐。
………ハードボイルド…

後日、銀さんと飲みに出た小銭形。
帰る道すがらバーを発見します。(一般的には屋台と言いますがね)
バー(屋台)に入り、カミュを注文する小銭形。
店主は、
「ヘイ焼酎」
グラスを出します。
葉巻をくわえ、それを訂正する小銭形。
「焼酎じゃないカミュと呼べ、マスター」
「マスターじゃねェ親父と呼べ旦那」
そこにいたのは………

そんなハードボイルドな夜。
こんな夜には固ゆで卵のような月がよく似合う。ってね。

第136訓悪人でも親は親
「あ〜〜れ〜〜
だびっとそん!!」
とエッライ豪快に正面突破かます神楽ちゃん。
おっとこまえー!

それを見ていた警備室の同心達。
「狐か!?」
「いや キャッツアイです」
そして警報を鳴らし、
今日こそ年貢の納め時だキャッツアイ!!
あなた達、キャッツアイに会うの初めてでしょうが。何が「今日こそ」ですか。

まあ、そんなわけで、同心達は慌しく走り回ります。
その様子を影から見ていた万事屋他。
これじゃ狐も来ないんじゃ…?と言う銀さん。
すると小銭形、
『奴は必ず来る
男とは常に危険に身を置かねば生きられない 血に飢えた獣なのだ』
とワイングラスを片手に窓の外を見つめます。
石原裕次郎気取ってる暇があったら、隠れなさいよアンタ!
しかも狐にビビってゲロ吐く小銭形。
どうしようもないな、この人…
「いい加減ワイン飲むのやめろ
お前がハードボイルドじゃない事は みんな知ってるから」
小銭形のハードボイルドは、小銭形以外にはハードボイルドに見えないのであった。
「ワインじゃない カミュだ」
カミュでもアムロでもいいから酒で緊張を紛らわすなぼろ゛ろ゛ろ゛ろ゛」
どうせならヒイロがいいなあ…(W世代なのです。歳がバレる歳がバレる)
で、銀さんもらいゲロ。ついでに新八までもらいゲロ。
ゲロ臭にまみれた一同。
そこにやって来る同心達。
慌てて誤魔化すハジ。
その隙に銀さんと新八は鎧と一体化。
しかし新八ったら眼鏡をしたままです。
「なんで鎧に眼鏡なんだよ」
と小声でツッコまれた新八。
眼鏡は目の鎧です
と言い張ります。
うむ。ナイス心意気。
眼鏡キャラならば、これくらい眼鏡に執着してくれないとね。

こうして何とか同心の目を誤魔化した銀さんと新八。
しかし次に同心達が向かった先には、家康像に銃を向ける小銭形の姿が…
だーから隠れる努力をしろっつーの!!
そしてバレそうになると、
ピンポンパンポン
こちらの像は家康公 鷹狩りの折、一瞬のスキをつき背後を取った暗殺者のハードボイルド像です

(小銭形裏声)
もう何もかも間違いすぎてて、どこからツッコめばいいのかわからないよ…
そりゃ銀さんと新八も飛び蹴り喰らわすよ。

というわけで見つかっちゃった潜入者達。
美術館の廊下を大疾走。
走りながら小銭形、
「チッこうなっちまったら是が非でも狐捕まえて名誉挽回せんと確実にクビだな
フン 望むところさ
よし一旦BARに引き返して態勢を立て直すぞ
この人、名誉挽回する気さらさらないよ。
むしろ汚名挽回、名誉返上だよ。間違い四字熟語を地で行く男、小銭形。
彼の未来に栄光はない。
そもそもBARって言ってもさ…
「BARなんて1回も行ってねーよ!
アレしみったれた屋台だろうが!!」
全くもってその通りです。
そのツッコミに小銭形は答えます。
「あれがBARだ
オシャレなBARは緊張して入れない
アンタどこまでダメダメなんだ!!

と、ここで可愛い子分ハジが転んでしまいます。
「アニキぃぃぃ!!」
「ハジぃ!!」
ダメダメな小銭形ですが、子分を置いて逃げ出したりはしませんでした。
おお、少し見直したぞ小銭形。

この窮地に狐参上。
同心達は狐を捕らえようとしますが、一瞬で全員倒されてしまいます。
無事だった4人は狐を追います。
が…
『その後 俺達は狐を追ったが結局捕まえること叶わず、一旦BARに戻り態勢を立て直す事にした
と小銭形はあきらめのモノローグを流してやがります。
アンタのために狐追いかけてるんじゃないんかい!それなのに本人は逃げる気満々ってどういうことだよ!!
小銭形のあまりの情けなさに、
「いちいちBARを挟まねーと次の行動ができねーのか!!」
と銀さんも怒っています。
が、小銭形は全く懲りません。
『BARもしくはビリヤードをたしなみながら態勢を立て直すことにした』
アンタどうせビリヤードできないでしょ!(決め付け)
しつこくBARに戻ろうとする小銭形に、新八さえもブチ切れて、
「ビリヤードもダメ!
行きますよボケ!!
せめて名前呼んでやってくださいよー。気持ちはわかるけども。

その頃、モニタールームは騒然としていました。
狐がここにもそこにもあそこにも!
次々に破壊されていく監視カメラ。
最後に残ったのはモニタールームの監視カメラ。
そこに映るのは、消えたモニターを呆然と見つめる同心達。
その背後に音もなく現れる狐。
そして、最後の監視カメラも破壊される…
なんか、えらくホラーな演出ですね…狐恐いよ、狐。

一方、その頃銀さんたちはもう1人の狐を追走中。
しかし一向に前に進みません。
何故?
なんと床が後ろに流されていたァァ!!
しかも後ろからは針付きの壁が迫ってくる!
早く走らなきゃ串刺しだァ!
しかし
「もう足がガクガクで生まれたてのバンビなんだよ!!」
そんな彼らの前で、狐は華麗な跳躍を見せベルトコンベア式廊下を越えていきます。
それを見た新八、
「アレですアレ!!
壁走り!
バンビ!!バンビのようにはねる!!」
と狐と同じ動きを銀さんに要求。
それを受けて銀さん、
「うあらぁぁぁぁ!!
天よォォ 我に力ををを!!」
と気合を入れて壁を一蹴り。
が、力を入れすぎて足が抜けなくなったァァ!!
気合入れすぎたようです。何事も程々が一番ですね。
しかも、前方からは鉄球が転がってきたァ!
転んだら一巻の終わりです。
ここで小銭形が機転を利かせて、ロープ付き銭を天井の照明に投げ、宙に避難。
しかしロープが首に絡まり、何の役にも立ちませんでしたー。
そして取り残された3人は、ジャンプ一発でなんとか鉄球をかわしきりました。
小銭形が銭投げる必要、なかったね…

しかし彼らの体力もそろそろ限界。
次に何か来たら避けられない。
ここで万事休す。前方から何かが流れてきた。
一体何が……!?
…………バアさんでした。
布団に寝たバアさんが流れてきました。
ハジはこれを見て
「ラッキぃぃぃババアだ!!
これなら楽勝でやんす」
いやいやいや!
ラッキーとか言う前に君、なんでバアさんが流れてくるのかとか、そういう疑問を持ちたまえよ!
おかしいだろ!?
ここでバアさんが流れてくるのは、明らかにおかしいだろ!?
まあ、とにかくバアさんを避けてやり過ごす一同。
流されていくバアさんを見送ります。
バアさんは眠ったまま、トゲの壁へと流されていきます。
このまま行くと…刺さりますよね?

で、結局…
「チクショォォォォォ!!
なんで見知らぬ流れ者のババアをかつがなきゃいけねーんだ!?」
バアさんをかつぐ羽目になる3人。
お人好しねえ…
そうしていると、再び何かが前方から流されてきます。
銀さんは
「もう次ババアが来ても絶対無視な!
もうしらねェ!
ババアオーバーな!!」
そして流れてきたのはジイさん。
目を合わせずジイさんを見送る3人。
ジイさんも3人には目もくれず、流されていきます。
流されながらジイさんはぽつりと一言。
「バーさん さようなら
愛してるよ」
…………………!!
こんなこと言われちゃ見過ごせないよね!?見過ごせないよね!?
というわけで…
「ジジイぃぃぃぃ!!
さよならなんてさせねーぞォ!!」
2人もかつぐ羽目になってしまいました。

しかも間髪いれずまた誰か流されてきましたよ!?
どうやらジイさんバアさんの息子のようです。
銀さん曰く、目尻のあたりがそっくりだそうです。
そしてこの息子、
「父さん母さん遺産の話なんだがね」
いきなり遺産の話始めやがりましたよ。
とんだ下衆野郎だ!
「コイツは串刺しでいいな」
と満場一致で見殺し決定。
が、しかし…
またしても誰かが流されてきた。
それは生まれたばかりの赤ん坊。
その子の目尻が…目尻が…
「3世代 目尻がそっくりだろーがァァァ!!
生きろォォォ!!
どんな悪人でもなァ子供にゃ親が必要なんだよ!!
というわけで下衆野郎も赤ん坊もかつぐことに…
何この無駄な感動ストーリー。

しかし4人もかついで走りきれるはずもなく。
迫るトゲ壁。
まさに窮地。
ここで…
「あーれーだびっとそん!!」
と神楽ちゃん登場!
なんて素晴らしいタイミングで現れるの、神楽ちゃん!
あなたのおかげで一家が救われました!
神楽ちゃんはあの一家を救った救世主。いや、むしろ神といっても過言ではあるまい。
伝え聞いた話によると、この後、一家は末代まで神楽ちゃんを祀って暮らしたという話です。

まあ、そんな感じでなんとか恐ろしいトラップを抜けた一同。
金の油揚げを盗まんとする狐に追いつき、
「てめーは神でも妖怪でもねェ
ただの小汚ねェ盗人だ
10年にわたる因縁、ここで決着をつけてやる」
と小銭形の決め台詞が入ったところで以下次回。

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