銀魂感想 語りすぎなんじゃないのコレェェ



第155訓愛は勝つ
300万人が見ていた痴漢行為に言及され、ピンチの長谷川陣営。
傍聴席からもブーイングの嵐。
そんな長谷川さんと銀さんを待ち構えるのは、闇に呑まれ異形と化したハイジ
銀さんは何とか事態を打開しようと、破牙検事に抗弁。
「コイツと一緒にすんじゃねェェェ!!
殺すぞコラぁぁ!!」
言っちゃった!
弁護士が一番言っちゃいけない事言っちゃった!!
おかげで敗訴の崖を滑り落ちていく長谷川陣営。
しかも弁護士銀さん
「うるせェェェ!!
事ここまでに及ぶと最早 自分が助かるだけで精いっぱいだ!!
シャトルは切り離し作業にうつります!!
人間の醜さを遺憾なく見せ付けてくれます。
勝利を確信する破牙検事。
しかし
「ちょっと待ったァァァ!!」
横槍を入れたのは、長谷川さん。
先日、破牙検事が持ちかけた不正取引を暴露。
「俺が恥かいてハツを救えるなら…それでいいんだ」
アンタって人は…本当に…なんて不器用な男なんだ!!
しかし長谷川さんの捨て身の攻撃もでっち上げだと相手にしない破牙検事。
むしろ逆に
「妻をとられたという個人的怨恨から私を陥れようと根も葉もない虚言をくり返している証拠にもなりえます」
と追い詰められてしまうことに。
むう…さすがに手強いな…
更に
「性的に…いや失礼 精神的に満たされなかった」
とか言って、長谷川さんのイメージ低下にも余念なし。
さすがは天才検事ですなあ。感じ悪さも並じゃないや。
その上、長谷川さんを負け犬呼ばわりして高笑い。
聴衆やお奉行の前で本性さらけ出しすぎですよ?

で、破牙検事に促され長谷川陣営に異議を問うお奉行。
既に異形ハイジに食われた長谷川陣営に異議を申し立てる力もなく…
と思いきや
「異議ありィィィィィィィィィィ!!」
異形ハイジをふっ飛ばし復活したのは
クララぁぁぁ!!
クララが立っ……飛んだァァァァァァァァァ!!
っつかクララじゃなくてさっちゃんかと思った!

で、クララは空の上から破牙検事に叫びます。
「てめーの身の潔白を証明できるものは その愛って奴だけっつー事だな!!」
ここでバーンと新八と神楽ちゃん登場。
その手には破牙検事が複数の女性とお付き合いしている証拠写真が!
しかも相手は金持ちばかりと来たもんだ。中々あくどい真似してるじゃないかい、破牙検事さんよォ。
そんなわけで一気に形勢は逆転。
押せ押せムードの長谷川陣営。
ここで銀さんの駄目押し。
「お奉行 少し昔話につき合ってもらえねーですか」
そして話し始めたのは、ある夫婦の物語。

旦那は下級武士の息子、妻は高級官僚の娘。
彼らは周囲の反対はあったが、なんとか結婚までこぎつける。
そして妻の実家は旦那に役職付きの仕事をあてがう。
しかし旦那は妻の実家の力で役付きの仕事に就いたのが気に入らなかった。
そこで妻が用意したスーツを着ず、汚い着物で登城。
当然上司に怒られる。
その夜、旦那は上司の家に詫びを入れに行きます。
しかしそこには、既に土下座している女がいました。
汚い着物を着て砂利の上に頭をこすり付けている、その女は妻でした。
妻は「ウチはこれが正装なんだ」そう言って、自分の実家より遥かに身分の低い上司に謝っているのです。
それを見て、旦那はスーツを破き妻の隣で、自分も泣きながら一晩謝り通したのでした。
で、その後その旦那はここぞって時には、必ずそのスーツを着るのだそうです。
直しすぎて丈の短くなった、そのスーツを…

いーい話じゃないか!!
そして銀さんは、ハツから預かった風呂敷包みを投げ上げます。
「すまねーな
コイツまたアンタの用意したスーツ着なかったよ」
包みはオンボロな着物を着た女の前に落ちます。
ハツ…!
来ていたのか…!
で、包みを持ちハツは去っていきます。

それを見てお奉行様、
「詮議の程を言い渡す
被告人 長谷川泰三を有罪とする
女房を泣かせた罪だ
今すぐあの女を追うがよい
それがお前の刑だ」
お奉行ォォォォォ!!!
名裁きでございました、お奉行様!
「また被告人が所持していたアダルトDVDは危険物と見なし、私が預かることとする」
お奉行ォォォォォ!!!

閉廷後、銀さんは破牙検事に問います。
何故長谷川さんが切腹の命から逃げたことを明かさなかったのか、と。
すると破牙検事、
「…勝負したくなりましてね
やはり本当に惚れた女性は実力で手に入れたいものでしょ
そうだったの破牙!?
正々堂々と戦うつもりだったのね!
でも正々堂々とやってた割には滅茶苦茶カンジ悪かったよアンタ。
まあ、この人も不器用な男だったんでしょうね。同じ不器用でも長谷川さんほどの愛嬌が無かったのが敗因かもね。

そんなわけでハツを追いかける長谷川さん。
しかし足が滑り――
勝訴の紙を掲げ追いついてきた新八と神楽ちゃんが見たものは、ハツに長谷川バスター喰らわす長谷川さんの姿でした―――
不器用とかそういうレベルじゃないな長谷川さんは…

第154訓男達よマダオであれ
今週は簡易感想でいきます。

[――そう、ハイジ
俺の心の中にはハイジが住んでいた
幸せの花が咲こうとすると まだ芽しか出ていないのに摘んでしまう超気の早ぇハイジ]
長谷川さんは何故ハイジにこんなにもネガティブなイメージ持ってるんでしょうか?何かハイジに恨みでもあるのかね?

面会に来た銀さんに開口一番、
「よォ縄は持って来てくれたか」
もう縄の事は忘れなさいよ…

「あんたを奈落から引きずり上げるための縄なら幾らでも用意してやらァ」
こんなん言ってくれる仲間、滅多にいないよ。
長谷川さんはホント幸せ者だよ。

「死ぬ前にルーベンスの絵を見る方の犬だァァァァ!!」
ランランラーランランラー ズィングル ズィングッ クェールッ フィングス。

それがマダオ(負けないダンディな男)だ!!
案外マダオってあだ名気に入ってるんだな、長谷川さん…
もっとカッコイイあだ名創作したっていいのにさ。

「代理で来ました弁護士の坂田で〜す」
胡散臭さ全開バリバリ!
そんなアナタがす・て・き

キン肉バスター談義
君達は真面目な顔して何の討論をしているんだ!?
しかしキン肉バスターが使用者の名前に由来しているというのには激しく納得。

エロDVDの再生を要求する銀さんと許可するお奉行
男ってやつぁ本当にしょうもない生き物だよ…

エロDVDの巻き戻しを要求する銀さんと許可するお奉行
男ってやつぁ本ッ当ーにしょうもない生き物だよ…

「弁護人
これらの証拠に対し ぬしの意見がききたい」
お奉行ー鼻血!

「問題ないでしょう
男性ならば誰でも異性に興味があるのは あたり前のこと」
銀さーん鼻血鼻血!

「…!!
しかし30本は一般的に見ても多いと思われます」
破牙まで鼻血鼻血!
男って本当にしょうもなっ!

「こちらに着替えをする女性をのぞく男が載っているんですが、どこかで見たことありませんか」
ジャンプそのまま持ってきやがった!!!
こんな豪快な伏線回収見たことねーよ!

こうして銀さんと長谷川さんはハイジの待つ奈落へと墜ちていったのでした…

第153訓電車に乗る時は必ず両手を吊り革に
別居中の妻に電話をかける長谷川さん。
ぎこちない会話をしながら、仕事が決まったことを告げる長谷川さん。
その言葉に喜び、就職祝いしなきゃと言うハツ。
照れながらもまんざらでもなさそうな長谷川さん。
そっとハツに復縁を申し出ます。
が、誰かが来てしまった為電話は切られてしまいます。
切られた電話を無言で置く長谷川さん。

翌日銀さんに
「不倫だよ不倫」
と言い切る長谷川さん。
そんな長谷川さんに銀さんは呆れ顔。
「不倫ってアンタら夫婦とっくに別れてなかったっけ」
しかし長谷川さんは動じない。
別居しているだけだと言い張ります。
そして万事屋に浮気調査を依頼。
気乗りがしないと言う銀さんに、
「報酬ははずむぞ
もう俺はフリーターじゃない」
そうか、就職したんだもんね。もうマダオとは呼ばせない!
が、しかし…
「フリーターじゃないって、飲み屋で意気投合したダメ親父の会社だろ?
アテになんのか」
「失礼な事をいうな
確かに一流企業とはいえねーがグラサン通勤OKという 今時珍しい好条件だぞ」
「それってもしかしてグラサンだらけで白い粉などを販売する会社じゃね」
「よくわかったな
あとチャカとかいうのも売ってるらしい
ようわからんが何だろな」
オオオオオーーーーーーーーイ!!!!
何だその真っ黒な会社!!
アンタそんな所に就職しておいて、妻を呼び戻そうとしてたんかい!!
正気とは思われぬ!!
……もしかして、1人暮らしが辛くて辛くてしょうがなかったのかな…?
もう何でもいいから就職して妻と一緒に暮らしたかったのかな…?
かわいそうなマダオ……
しかもマダオったら、初就職の時ハツに買ってもらったズボンなんか履いちゃって…
いじましいじゃないの!
そんな長谷川さんにエールを送る銀さん。
それを受け、長谷川さんは
「銀さん俺やるわ!!
今度こそ
今度こそ幸せをつかみとる!!」
満員電車の人ごみに流されながら、宣言。
可愛い人だなあ。幸せになってほしいもんだよ…でも……
長谷川さんを見送る銀さんの一言。
「ヘマすんなよ」
…………………………
………………
………
フラグ、立っちゃった…
ヘマするフラグ立っちゃった…
ダチョウ倶楽部の「押すなよ、絶対押すなよ」的なフラグが…立っちゃった…

そして早速ヘマする長谷川さん。
つまずき、線路に落ちかけ、傍にいた女の手を掴みなんとか堪えようとするも、堪えきれず線路に飛び出し、そして当然ここに電車が突っ込んできて、それを辛うじて避けたら、何故かキン肉バスターで、痴漢呼ばわりされて留置所行き。
どういう奇跡のコンボだよ!?
っつか、こんな痴漢いないだろ!?
どこの痴漢がキン肉バスターしますか!?

こうしてマダオは塀の中。
面会に来た万事屋に、開口一番
「縄は持ってきてくれたか?
人一人吊るしても ちぎれない位の丈夫な縄
マダオーーー!!!
人生を諦めるなー!(号泣)
そして答える万事屋
「いや
売り切れて無かった」
せめてもの優しさを見せます。
で、その代わりにと出してきたのが浮気調査の報告書。
「…シロか?クロか?」
「生きてりゃいいことあるさ」
「シロなのか?クロなのか?」
「明日は明日の風が吹く」
「だからシロか?クロか?」
「あれ?髪切った?」
もういいよ!!
いっそハッキリ言ってくれ!トドメをさしてくれ!!
中途半端な優しさはありがた迷惑なんじゃー!!!
こうして全てを悟った長谷川さん、
「殺せよォォォォォ!!
俺を殺せェェェェ!!」
と叫びだします。
挙句「一生血みどろの輪舞曲を踊り続けるんだ」とか「苦しみの螺旋階段を延々昇り続けるんだ」とかビジュアル系の歌詞みたいな事を言い出します。
そんな有様で、万事屋に「赤の他人のお前らが無実を信じてくれるわけねーよな」と当り散らす長谷川さん。
それを銀さんが一喝。
「赤の他人だと思ってんなら…こんなもん貸し借りなんてしやしねーんだよ!!」
バァンと出てきたのは痴漢のエロビデオ。
「完全に疑ってるよね!
コレもう確定してるよね!!」
必死で、これはフィクションだから、と言い募る長谷川さん。
それを見下ろす神楽ちゃん、
「しつけーな!!
信じてるって言ってんだろーが
気持ちワリーんだヨ!!」
「人を信じてる目じゃないんだけど!!
ゴミを見る目つきなんだけど この娘!!」
社会のゴミ扱いされハートブレイクな長谷川さん。
更に銀さんがトドメの発言。
「ちょっあんま近づくな神楽あぶないぞ」
アンタは神楽ちゃんのお父さんか!

そんな冷たい万事屋たちの中、新八だけは優しさを見せます。
もう、長谷川さんがこの世で頼れるのは新八だけです!
このような状況にすっかり疲れ果ててしまった長谷川さん。
そんな長谷川さんにツバを吐きかけ、
「…俺達にやれることはねーのか」
と銀さん。
優しくしたいのか、虐げたいのか、銀さんの長谷川さんへの愛情は複雑すぎて理解できん!
銀さんの申し出に長谷川さんは
まずツバを吐くのをやめろ
と、ごもっともな抗議。そして次に出た要求は
あとは丈夫な縄だ
長谷川さーーーーーーーん!!!人生を諦めちゃダメだーーーー!!(号泣)

そうして万事屋が帰った後、長谷川さんの元にやってきたのは、破牙検事。
彼はエリート検事にしてハツの密会相手だった。

留置所からの帰り道、破牙の写真を見て語り合う神楽ちゃんと新八。
「性犯罪者になりさがった今のマダオでは立ちうちできないアル」
いや、やってないって!
信じてやろうよ、神楽ちゃん!
しかし、「以前のマダオならまだしも」と言っているという事は、神楽ちゃんも犯罪者になる前ならエリート検事より長谷川さんの方が分がいいと思っていたようですね。
マダオとか言ってる割には、神楽ちゃんってば長谷川さんを高評価してるんだな。
そして新八も
「長谷川さんはお金も運もないけど ガッツだけは誰にも負けないよ
男はハートだよ
大体痴漢やってないし」
この盲目的な信頼はどうだ!?
長谷川さんも捨てたモンじゃないですね。

そんな長谷川さんの前に現れた破牙検事。
用件は何かと思ったら、離婚届に判を押せと言い出しました。
判を押せば無実にしてやる、と。
とんだ職権乱用検事が現れたーーー!!
職務上知り得た情報を、自分が結婚するために利用!?よくもまあ、ここまで職業意識の低い人間が社会人として生きてこられたもんだな!どうかしてますよ、この人!
こんなバカはさっさと懲戒免職にすべきです!

あり得ない申し出に言葉を失う長谷川さん。
そんな長谷川さんに
「どちらにしてもあなたには負け犬の人生しか待っておりませんがね」
と捨て台詞残して去っていく破牙。
………………………………
………………………
……………
呆れて物も言えないとは、この事だ…
なんでこんな人間を検事として採用しちゃったんだ……

その頃、帰宅した万事屋は見知らぬ女性に呼び止められる。
深々と頭を下げた女性はこう名乗った。
私 泰三の妻…ハツといいます
おお。次週遂にハツの顔が明かされるわけですね!?どんな人なのかしら?そして長谷川さんはちゃんと復縁できるのだろうか!?
マダオとしてのキャラが薄くなってもいいから、復縁してほしいなあ…
そろそろ長谷川さんが幸せになってもいいと思うんだ。

第152訓人の短所を見るより長所を見つけられる人になれ
ハードボイルド調の語りで始まった今週の銀魂。
語りの主は殺し屋「亀」。
慎重にして臆病な彼は、ライフルを武器としていた。
それは、素手で標的を殴り殺す力も度胸もないから。
絶対に的を外さないのは報復を恐れているから。
そして金を積まれれば誰でも殺すのは老後の生活を心配しているから。
スゲエ…老後のために殺し屋生活してんのか…
臆病もここまで極めりゃ、逆にカッコいいような気がしてきますな。

で、今回のターゲットは……
松平のとっつぁん!?
まさかまさかまさか!?こんなところでとっつぁんが殺されてしまうなんて!?
しかし、銃口の先にとっつぁんが現れることはなかった。
代わりに現れたのは……銀さんんんんんんん!?

銀さんとバッチリ目が合い、焦る亀。
亀の焦りは背後にいるペット亀吉にも伝わり、騒ぎ出す。
銀さんはダラケた姿勢ながらも、その視線はシッカリと亀を捕らえていた。
その視線に亀は血を求め魂を狩る獣を感じていた。

で、その獣、実は……
亀の下の階のお姉さんのお着替えを見ていましたー。
しかも喜びのあまりうっすら笑みさえ浮かべてましたー。
サイテーだ…

その笑みに挑発されていると勘違いする亀。
きっと相手はとんでもない隠し玉を持っているんだ、と思い込み、
(バズーカ的な
いや…
ロケットランチャー的なものを持っている
いや核ミサイル的である可能性も捨てきれん
落ち着け。
いくらなんでも核ミサイルの可能性は捨てていいだろ!?

その時!
おねーさんがブラに手をかけたァァァァ!!
身を乗り出す銀さん。
ビビる亀は思わず発砲。
背後で亀吉が騒ぐ。
亀は亀吉に心の中で語りかける。
(亀吉 祝福よりアイツに祈りをくれてやりな)

しかし銃口を覗けば、そこには鼻血をたらした銀さんが。
(…って鼻血ィィィィィ!?
ライフルで撃たれて鼻血で終わりだとォ!?)
小学生のドッジボールじゃないんだから、と焦る亀吉。
いや、君…そこは当たってない可能性を考えろよ。
(弾丸がきかないというのか奴は…)じゃないよ。
外したんだよ。
何故100%命中したと信じてるんだ。
臆病な割には自信家だな亀。

しかも銀さんの元に駆けつける同心。
(いつの間に援軍を呼んでいたというのだ奴はァァ!!)
いや、覗きがバレて警察呼ばれただけなんですが…
しかし亀は自分の妄想の殻から出てこない。
銀さんの足元を見て、
(あれは!!
鼻血の血痕でヘルプと描いている!!
ように見えなくもない
見えなくもないって……自分でも無理があると思ってんじゃん!!

更に連行されそうになり言い訳する銀さんの動きを、何か指示していると勘違い。
そこにタイミングよく
「すいませーん大江戸新聞ですけど」
と戸口で声が。
(新聞屋なんかじゃない!!これは…既に俺の部屋は敵に包囲されているというのかァ!!)
いや、ただのマダオですよ?
恐慌状態に陥った亀。背後の亀吉に
(最後まで諦めるな!!)
それ、自分に言ってないか?

で、ベランダから脱出しようとしますが、道には大勢の人垣が!
何故!?
上の階で自殺しようとしている人がいるからです。が亀は気づかない。
「バカなァァァァァァァァァァァァ!!
な…ななななんでこんなにいんのォォォ!!」
ここで銀さんが
「お前何やってんだ!!
バカなマネはやめろ〜」
と呼びかけます。
この呼びかけに亀の頭脳フル回転。
(バカなマネ?
「バカなァァァ!!」をやめろというのか
しかしこの状況はどう見てもバカなァァァ!!)
明らかに解釈がおかしいだろ。
根本の設定がおかしいから、解釈が曲がっていくんだよ。
いい加減気づけ亀、自分が間違っている事に!
しかし亀は気づかない。
亀が気づいたのは背後の亀吉の異変だけ。
(俺の感情をしってかしらずか 背後の水槽で亀吉も泣いていた
……え?
っていうか泣いてる?
「!!泣いてる!!卵!!
卵産んでる!?こんな時に!?
で、亀の語り。
(俺がつけた名前をしってかしらずか 背後の水槽で亀吉はメスだった
案外冷静だなアンタ!!
そして新しい命を護るため、亀は生き延びる道を選ぶ!
向かいの建物に飛び移ろうと、亀吉と共に跳躍する亀。
そこに自殺した娘が落ちてきた。
ジャストミート!!

というわけで…
「えー貴殿の勇敢な行動を称えこの賞状と記念品を贈ります
警察庁長官 松平片栗虎」
標的から賞状を送られる事になった亀。
亀吉と顔を見合わせ、
(ま いっか)
オイィィィィィッ!!
今まで散々饒舌に語っておいて、肝心なところを一言で済ませやがったよ、コイツ!!

それにしても空知は文章上手いですね。ラノベ作家でも食っていけるんじゃないでしょうか?

第151訓ヒーローだって悩んでる
バレンタイン中継するテレビを見ながら、嘯く銀さんと新八。
「そっか
今日バレンタインか
すっかり忘れてた」
「まァ僕ら関係ないですけどね」
…?
君ら、前髪おかしくないか?
とページをめくると銀新の全身が現れます。
スーツ!?葉巻!?ギター!?パンク!?
どうしたんだ君タチーーーー!?

モテると思って、その衣装を選んだの!?本気で!?本気でそれモテると思ってるのか!?
特に新八!!
ギターさえ持ってればモテると思い込むの止めなさい!
明らかに方向性間違っちゃってるじゃないのよ。
そんな2人に冷たい目を向ける神楽ちゃん。
しかし銀さんも新八も動じない。
チョコなんて欲しがってませんよ、とあくまでもシラを切る2人。
そう言いつつも、お互い軽く牽制しあいます。
「アレ でも新八お前ちょっとイメチェンした?」
「あ、今日寝グセひどかったから それかな
お前、拷問でも受けてたのか!?逆さ吊りで寝でもしなけりゃ、そんな寝グセつかないよ!!
「銀さんこそ…今日はなんかシックに見えますけど」
「俺はいつもと変わらんよ
いつもと同じみんなの銀さんだよ」
みんなの銀さんは、そんな売れない芸人とホストの融合体みたいなカッコはしなーーーーい!!
そしてチャイムが鳴ると、玄関へダッシュする2人。
しかしただのガスの集金だったとわかるや
「お呼びじゃねーんだよ!!」
…………
何…何なの、この哀れな人たち…
ちなみに定春も眉毛キリッとさせ、前髪ムースで撫でつけ、おめかしモード。
犬さえも翻弄するとは、菓子会社の陰謀は恐ろしいですな。

そんな男達に呆れた神楽ちゃん。
「…神様
どうかあの哀れな男達にチョコを」
と神頼み。
いや、神様に頼むより神楽ちゃんがチョコあげるほうが確実だと思うんですが?

などと言っていましたら、上空からチョコが降ってきたー。
そんなバカな!
空から降るものといったら、チョコではなく女の子でしょう!?飛空石持った女の子でしょう!?
チョコなんか降ってきたって冒険も恋も始まりませんよ!?
しかし銀さんと新八はここからでも恋は始められると信じているようです。
「おコレ 俺宛てだわ きっと
多分茶屋の節ちゃんが…」
「いや僕ですよ多分!!
寺子屋の時 一緒だったさやかちゃんが…」
関係遠そうな女の名前しか出てこないでやんの。
チョコくれそうな身近な女に全く心当たりないんだな…
(銀さん、さっちゃんは?)

と、ここで上空から声がかかります。
「それは私のものだ」
すっごいパチモン出てきちゃったな、コレ!
そんなパチモンさんは実は飲酒飛行でした。警察に捕まって
「おまわりさん
免停は勘弁してもらえないか」
と正座するウルトラっぽい人。
シュール…
で、まあ、怪我もなかったんで示談にする万事屋。
ウルトラな人は万事屋の優しさに頭を下げ感謝。
いや別にこの際、万事屋が壊れた事はいいんだ。(しょっちゅう壊れてるし)それよりも問題なのは…
「……つーか あの…え?
……え?ウルトラマン的な方な人ですかね?」
的な方な人って!動揺のあまり日本語おかしくなってるぞ新八!
それに対しウルトラマン的な方な人は、
「いや マンっていうかウーマンだな
一応女の子なんで
スペースウーマンというのをやらしてもらっている」
うわ!ホントだ!乳ある!!
誰も喜ばない無駄な乳が!(失礼)
で、地球には出張できたというスペースウーマン。
「悪いが地球限定などという小さい規模で活動はしていない
見た通りのスケールだ
宇宙全体の平和を護るため日夜活動している」
アラ。かっこいいじゃない。
働く女性ってカンジじゃないですか。
月火が家事手伝い
水〜金が実家回りをパトロールで週休二日制だな

………お前それ、ほぼニートじゃないのか?
辛うじて社会参加できてるニートってカンジじゃないか。
そんなスペースウーマンさんの目下の悩みは、チョコレート。
万事屋に恐る恐る行方を尋ねると
「残念ながら落ちたショックで割れてしまったようアル
私もなんとかしようと頑張ったんだけど」
そう言う神楽ちゃんの頬袋は満タンです。
そしてチョコにはガッツリ歯型がついています。
神楽ちゃんったらイケナイ子。
更に「なんかお悩みなら話をきこうか?」と言っている銀さんの手にもチョコ。
女心を弄んで…銀さんったらイケナイ人。
そんなイケナイ男は
「江戸を護るヒーロー的な存在といっていい
ほとんど」
とか言っちゃってます。
乙女心食い物にしといて、よく言うわ。
そして新八にツッコまれれば、
「相当貯め込んでるぜ このアマ
いいカモだ」
外道ーーーーーーッ!!!
万事屋がそんな外道な会話を交わしていると、スペースウーマンの額のカラータイマー的なものが光り始めます。
何かと思ったら、実家からの電話です。
3分に1回実家に電話しないとダメなんだ
もうアンタずっと家にいなさいよ。
「3分に1回ってお母さんの方も一体どんな生活してんですかね
常にスタンバイですか」
という新八の疑問ももっともです。
っつか、ケツが無駄に形きれいだなあ…
そして電話内容は「いつになったら結婚するの?早く孫の顔が見たいよ」的な…
うん。心配してくれてるのはわかるよ。すっごくよくわかる。
でもさあ、結婚とか自分一人の力じゃどーーにもならないじゃん!
色々あるんだから、親はそんな急かしたりしないでくれよ!そっとしといてくれよ!
みたいな、ね…
わかる。わかるよスペ子……

そんな事をやっていたら、怪獣襲来!
それを見て、怪獣の元に走り出すスペースウーマン。
走りながらモノローグ。
仕事に生きてきた37歳。上司との不倫に疲れ、彼の家庭を壊そうとするも、家族と過ごす彼の笑顔を見て涙をのんで引いた過去。
それでも寂しさに耐えられず色々な怪獣に抱かれてきた。
そんなある日、彼に出会った。
その人の名は怪獣将軍チェリー大佐。
今目の前で暴れている、その人である。
…………なんつー展開だよ!
三十路女の切実な結婚願望にドン引く新八。
しかし銀さんは流石に大人。
「告白が成功すれば和睦が成立し宇宙は平和になるぞ」
と合理的な思考。

そんなわけで宇宙の平和をかけて告白に挑むスペースウーマン。
しかし怪獣将軍は、まさか敵がコクりにきているとは思いもせず、スペースウーマンを挑発します。
「バレンタインではしゃぐカップルの邪魔をし別れさせ、子供の出生率を下げ人口を減らしなんやかんやで宇宙を征服するワシの計画を邪魔しに来おったか」
いちばん肝心なトコうやむやにしちゃってるじゃないの。
そんな将軍の前で緊張しまくりのスペースウーマン。
緊張のあまり
「…お願い痛くしないで」
とか言い出しちゃってます。
そんなスペースウーマンの様子に気づいた女性陣。
「ひょっとしてアイツの事好きなんじゃないのォ!?」
ここから怒涛の学園バージョン。
女に興味なんかねーよ!的な態度のチェリー将軍。
それをからかう女子、銀神楽。
「よかったね!
今日1個もらえるかもよ クスクス」
とカバンを奪って走っていきます。
うわ〜学生時代を思い出すー。何この懐かしさ。
カバンを探し、校舎裏をさまよう将軍。
そこにはスペ子が待っていました。
向き合う2人。
同時に口を開いちゃって、
「………
なんだよ
お前 先言えよ」
「…いや
チェリー君から…」
甘酸っぱ〜〜〜い!!
どうしても話を切り出せないスペ子。
すると、どこからともなく応援の声が。
「がんば〜れ!!がんば〜れ!!
がんば〜れ!!がんば〜れ!!」
上を見ると、さっきまでからかっていた女子達がスペ子のためにチョコを降らせていました。
…なんだ、この青春映画……
銀魂の1シーンとは思えぬ。
この応援を受け、遂にチョコを渡すスペ子。
「私の気持ち うけとってくれる」
「…スペースウーマン」
「…チェリー君」
いい雰囲気。
かと思いきや
「なんかァ…重い…こんな事されても」
…………………………
………………
空気読めやァァァァァ!!このチェリーが!!

というわけでスペ子は怪獣を撃破。
そして母に電話する。
「今日も私…宇宙の平和……護った…」
煽り 仕事は裏切らないから…。

せつな過ぎるよ!!せつな過ぎて胸が痛いよ!!
嫌だなあ…空知は何故、適齢期を逃した女の心理がこんなにもよくわかるんでしょうか…?男の人はそんなこと、知らなくていいんですよ?

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