重機人間ユンボル 拡張工事進行中

重機人間ユンボル 拡張工事進行中
熱いストーリーとぶっ飛んだネタで、テンションあがりまくりの漫画、それがユンボル!
以下の感想も異様にテンション高いですが、それはユンボルの熱さに感化されたものです。読んだ方にもこのテンションが伝わればいい!そして一緒にユンボルに熱狂してくれればいい!
そんな暑っ苦しい感想となっております。

ちなみに、正式英語表記はJUMBORですが、トップページではわかり易くするため、あえてYUNBOLと表記しています。


第1工程生まれるユンボル
あらすじ 大地震により陸の孤島となってしまったドヴォーク国の炭鉱の町バーラック。
バーラックを救う為駆けつけたのは重機士バル・クロウ率いるドヴォーク重機士団。
彼等が今まさに工事に取り掛かろうとしたその時、現れたのはゲンバー大王
なんと先の地震はゲンバー大王の仕業だったのだ!
ドヴォーク重機士団はゲンバー大王に対抗する。が、ボリングの裏切りにより、ドヴォーク重機士団はなす術なく壊滅させられてしまうのであった。

それから5年の月日が経った。
スリープカプセルの中で目覚めたバル。
目の前には謎の女。
彼女は言った。
「5年前に死んだお前は、博士番長Dr.ドカルトの手によって重機人間ユンボルとして生まれ変わったのだ」
その証拠にバルの体は子供のものに、そして手はテツグンテなる重機に改造されていた。

信じ難い展開に呆然として、バーラックの町をさまようバル。
そこでバルはかつてドヴォーク重機士団に在籍していたニッパー・トーラスと再会する。
彼に案内を頼み、バーラック監督官になっていたボリングの元に向かうバル。
テツグンテの工事力でボリングを一撃粉砕する。

そして行方不明のドヴォーク王国姫リベッタを探しに行こうとする。
するとバルを目覚めさせた謎の女が再び現れる。
「そなたの姫はここにおる」
彼女こそがリベッタ姫、その人だったのだ!
「ゲンバー大王は現場主義」
駄洒落でキャラ立て!?
無駄にインパクト強いよ!!
見た目もインパクト強いよ!
なんたって大王なのにタンクトップ一枚ですもの!
タンクトップにニッカポッカにマント!!!
あり得ない!だがカッコイイイイイィィィィィ!!!

博士番長Dr.ドカルトに感謝するんだな」
博士番長!?
博士と番長の融合体って、そりゃ一体どんな実験をすりゃあ出来上がるんだい…?
そして後ろの肖像画がまたスゴイ。何この出オチキャラ
一度見たら一生忘れられん…

「子供っ」
下半身のアップは必要だったのか否か、武井先生にとっくり伺いたい。

「ボリング お前もビビってんだろ?
だってあの子 小さいけど隊長にそっくりだもんな」
ヘタレだけれども、純粋さは残っているみたいな、そんなニッパの表情が良いです!

「オレのショベル!!!」
これが必殺技名です。
スゲーや!!このセンスは尋常じゃないですよ。

「オレのハウス!!!」
オレのハウスって!!!
何その無駄な韻!

「これでも姫は お前をユンボルにするため苦労もしたのだぞ」
この回唯一の切なげな表情。
しかしこの後、これは幻だったのではないかと思うほど、姫大暴れ。
こういう姫が次に見られるのは、いつになることやら…

また、この台詞の後のバルの表情も妙に色っぽいです。
見た目は少年でありながら、中身は大人の男!その大人の色気が存分に表れていると思うのですが、如何なものでしょうか!?

第2工程復活のプリンセス
あらすじ 姫である事を明かすなり、ゲンバー大王を倒せ!と命じるリベッタ姫。
本物の姫なのかと疑う一同。
しかし彼女が持っている鞭にはドヴォーク王家の紋章が刻まれていた。
バルはそれを見て、彼女は姫だと確信する。

姫はバルとニッパーにこの町から離れると告げる。
その時、またしてもボリングが現れる。
ボリングはダムに爆薬を仕掛け、言う事を聞かなければ町を水没させると脅してきた。
その言葉に、姫は「町の地図を見て、この場を離れず工事を完遂させろ」と言い残し、ボリングに拉致されてしまう。

姫の言葉に考え込むバル。
すぐに姫の意図を悟り、「爆破させてみろ」とボリングを挑発する。
挑発に乗り、ダムを爆破させるボリング。
その瞬間、バルはテツグンテを巨大化させ、崖を切り崩す!
これによって水の流れは堰き止められ、町は守られたのだった。

完全に敗北し、逃げ出そうとするボリング。
バルは、そんな彼に「逃げてどうする。これでもてめーの作った道だろ。キッチリ最後まで完成させた来い」と叱咤する。
その言葉に涙を浮かべるボリング。
しかしそんなボリングの体を兇刃が襲う!
そこには新たなるユンボルが立っていた!?
「まずは憎きゲンバー大王の首!はねて来るのだ ユンボル・バル!!!」
姫だと明かすなりこの態度。
いきなりラスボスの首はねろとかムチャクチャだろ。

バルと姫の思い出
重機遊びをするバルと姫。
優しいおじ様と少女という微笑ましい光景のはずが……
姫がバルを鞭打ちしまくっているせいで、何もかもが台無しです。
と言いますか、姫は重機遊びがしたいのではなく、バルに鞭打ちたかっただけなんじゃあ…
バルに鞭入れているときの姫の顔が、やたら嬉しそうに見えるのは何故なんだ…身分は姫でも心は女王だよ、この人……

「旅の支度をしに研究所へ戻りたいのだが よろしいな?」
そう言って用意したのはハンドバッグ1つ。
どこが旅支度だ!?近所に買い物に行くノリじゃないですか!

『爆ダム宣言』ってやつだぜ」
爆ダム宣言……
言いにくっ
早口言葉で十回言ってごらん?ホラあなたも爆ダム宣言の虜。

「人質だもの」
人を脅しておきながら、口調は甘えん坊。お前は一体何がしたいんだボリングよ。

「さよなら オレのバーラック
さようならーーーッ!!!」

小学校の帰りの会か。
「先生さようなら みなさんさようなら」的な行儀の良さだ。

第3工程「11人おる!」
あらすじ ドリルに貫かれたボリング。
「すんませんバル隊長
と最期に言い残し、水の中へ落ちていく。
大事な元組員を傷つけられ、逆上するバル。敵へと突進するも一撃で跳ね返されてしまう。
それでも敵に向かっていくバル。
しかし敵は工法クンポーを会得したユンボル。覚醒したばかりのバルが敵う相手ではなかった。
テツグンテを砕かれ、気絶してしまうバル。
敵ユンボル、ドリルは、今回はボリングの処刑のみだが次は姫を処刑しに来る、と言い残し去っていく。

その後、回復したバルを連れ食堂に移動した3人。
落ち込むバルと動揺するニッパー。
彼らを前にして、姫はユンボルについて語る。
ユンボルは少なくとも11人いるということ。そしてテツグンテはメシを食えばまた生えてくるということ。
また戦えると知り、気力を取り戻すバル。
そんなバルに姫は特訓を施すと告げるのだった。

その頃ゲンバー大王は海底トンネルを掘っていた。
そして大王の下には10人のユンボルが揃っていたのであった…!!
ユンボル工法!!!アースオーガトルネード!!!
ユンボル工法 アースオーガトルネード

見開きを使っての攻撃は大迫力!!
…でも、なんで2回言う!?

「11人いる!」
いきなり萩尾望都!?

「何せ博士の発明した形状気力合金だ
全ては気合と根性そしてメシ

何て少年マンガ向きな金属!!
しかもメシ食えば復活するなんて、経済性もいい!こりゃお買い得な商品ですな。

「さあ地獄の特訓の始まりじゃv」ウズウズ
姫という名の女王様が本格的に始動したー!!
そして手に持つのは『Dr.ドカルトのSUPER工法クンポー 全100巻』
なんじゃこりゃーーーーーーー!!?

ゲンバー大王の下に11人のユンボル
1人でも手に負えないのに、10人全員敵側って…!!
この圧倒的不利な戦況を引っくり返して行くなんて、スッゴイ燃ゆる!これぞ少年漫画ぞ!!

第4工程Dr.ドカルトのSUPER工法
あらすじ ユンボルには工法クンポーと呼ばれる正式なかまえがあった。
それを極めよとバルに命じる姫。
バルは、自分の弱さゆえ守れなかった様々なものを思い、姫の言葉に従い強くなることを決意する。
是非、自分を特訓してくださいと姫の前に跪いたバルに、姫は「お子様ランチを食せ」と告げる。
キョトンとしたバルとニッパーに姫は言う。
まずはテツグンテを自在に操る事。それが工法クンポーマスターへの第一歩なのだ、と。

その頃、ゲンバー大王は隣国侵工のためのトンネルを掘っていた。
しかしバルがユンボルとなって現れたと聞き、早速進路を変え、バル討伐へと向かうのだった。

バルはテツグンテとの悪戦苦闘を続けていた。
何度も失敗を繰り返しながら徐々にコツを掴んでいくバル。
それを見守りつつ、姫はゲンバー大王の動きに考えを巡らせていた。
ゲンバー大王は現場主義。
必ず前線に出てくると踏んだ姫、バルとニッパーに移動を申し渡す。
目的地は旧ドヴォーク首都ツメシオ。かつては姫の城であったタビル城がある町だ。
Dr.ドカルトのSUPER工法クンポー 全100巻@基礎工事編
LET'S TRY! 工法マスターへの道 −ドカルト出版−

丸々1ページ使ってこんなもん紹介されても…
読んでみたいけど!!ムッチャ中身気になるけど!

あらゆる大地を掘り削る工事の要 ショベルのかまえ
大いなる掌 優れた運土&排土 ブレードのかまえ
砕く貫く鋏む持ち上げる 各種アームのかまえ
そして極めつけは巨大トンネル大開孔 円月殺法のシールドのかまえ

丸々2ページ使ってこんなもん紹介されても…
やってみたいけど!!ムッチャ真似したい気になるけど!

「一番強いユンボル…」
たった11人でしょ!!?

ニッパがいてよかった…
彼がいなければ、ボケが総流れになるところだったぞ。
実際ゲンバー側はボケ流れっぱなしになってるもんなあ…ツッコミは大事だよ。

「ってかなんでちょっぴりうれしそうなんすか!」
読者代表ニッパー・トーラス。
読者が言いたい事は全部彼が言ってくれるぞ。
本ッ当ーにニッパがいて良かった!

奴だってもともとそんな悪い奴じゃあなかった
ただちょっぴり心が弱かっただけなんだ

ボリングのことを回想するバル。
なんで回想シーンが野球?仕事してるとこは全く印象に残ってなかったのだろうか?(ボリング哀れ)

「女子供に用はない
だが あの子の中身はあの中年バル・クロウ
そうとわかれば放っておく訳にはゆかんだろうな」

中年でなくば人ではない。
中年至上主義がワールドザンドのトレンドなのだ!

「ゲンバー大王は現場主義
いついかなる時も その時最もHOTな現場に直行するのだ」

いきなりかよーーーー!?
頂上対決早すぎる!

ゲンバーのバーゲン
見た瞬間に噴き出した。
ゲンバー王国はダジャレ主義。

第5工程「ツメシオにて…」
あらすじ ツメシオに到着した3人。
姫はここで最新鋭EMアースムーバーショベリウス3世を奪う計画だという。
そしてこの町に潜むレジスタンスと共に決起する。
その先頭には、ニッパーに立ってもらう。
そこまで聞いて、凍りつくニッパー。

ニッパーは出来るワケがないとトイレに逃げ込む。
いつまでもトイレから戻ってこないニッパーをバルが探しに行くと…
新たなユンボル、グラップルのバイスが現れる!
力の差を見せ付けられ、握りつぶされそうになるバル。
そこに、すんでの所で割って入ったのは…
ショベリウス3世に搭乗したニッパだった…!!!
じらす姫
じらしっぷりがお見事。
急かされても気にもせず、自分の好きなように話す姫。
この人は芯から女王様なんだな。他人に合わせるってことを知らんのだな。

働け。
カッ…
カッ……
カッ………
カァッッコイイイィィィィィ!!!!
やっぱりゲンバー大王は最高だー!!

働きたくねえ
カッ…
カッ……
カッ………
カァッッコ悪イィィィィィ……
ニッパは実にニートだな…

「アバヨイ」
脱力系キメ台詞。
最期に聞いた台詞がこれじゃあ、死んでも死にきれない気がするよ。

「てめーもだろ
オレの小さなアニキに何してんだよ
殴んぞ

なんじゃーーーーーこの燃える展開はーーーー!!!!
ここでニッパ!しかもショベリウス!!
ええい、ニッパのくせにカッコイイではないですか!
たぎってきたァー!!

第6工程「低い太陽」
あらすじ バルの危機に駆けつけたニッパ。
逃げろと言うバルに、「こいつはオレが倒しますから」と宣言。
その言葉通り、見事にバイスを叩き潰す。
そしてニッパは、自分の過去を語り始めます。
いじめられっこだった自分を重機に乗せてくれたバル隊長。その時の感動で工事戦士の道を目指した事。努力に努力を重ね、ようやくバル・クロウ組に入ったこと。

その語りが終わった瞬間、貫かれるコックピット。
バイスはまだ生きていたのだ!!
「形状気力合金は心折れるまで絶対負けねえ」
バイスがテツグンテを引き抜くと、バランスを失い、倒れるショベリウス。
呆然とするバル。
「ニッパ…?」
呼びかけても、コックピットは静まり返ったまま。

言葉を失うバルとは逆に、バイスは軽口を叩く。
それを一撃で叩き潰すバル。
「喋るな 死ね」
その目は静かな怒りに燃えていた。
「フィストハンマー圧10.6pt
最大破砕力1240tf
3751psエンジン二基によるダブルアームバケット最大掘削力12000kgf
すげえスペックだ…
それにこのレスポンス 5年前のドヴォーク製EMアースムーバーとはケタ違いに速い
けど工事をするには あまりに過ぎた速さだ
こいつはもしかしたら はじめから対ユンボル戦を想定して設計された可能性があるな――」

やべえ、ドキドキしてきた。
始まった…私の恋が始まりました!ニッパに惚れたー!

「…イカス」
輝く瞳は少年の心を持っている証。
目がイッちゃってるのはご愛嬌。

少年時代のニッパ
足がッ!!
半ズボンから伸びた細い足が!!
私の心をかき乱すーーー!!
膝のバンソーコーが、とってもいい仕事です。
いいモン見させてもらいました!ごちそうさまでしたー!

それからひたすら猛勉強
勉強しているシーンよりプラモ作ってるシーンの方が大きいのは何故なんだ?
そしてプラモを作ってる顔が怖いよニッパ。
お前、無心になりすぎだ。どんだけ集中してるんだよ?

くずおれたショベリウス
嘘だろ……
これから、色々な苦難に逃げたり挫けたりしながらも強くなっていって、バルを支える存在になるんじゃなかったのか…?
こんな所でリタイアするはずないよな…
そんなはず、ないに決まってるよな…?
返事をしてくれ、ニッパーーーーーーーッッ!!!

煽り 喋るとショベル
担当さんったら最高です! ここでダジャレを持ってくるなんて、素晴らしすぎるセンスです。

第7工程「ユデンの園」
あらすじ バイスを叩き潰すバル。
しかしバイスはこの程度では倒せなかった。
再び攻撃を仕掛けてくるバイス。
バルはその攻撃を、ストンガードのかまえで受ける。
バルが工法クンポーを使ったことに驚くバイス。
なんとバルは移動中にDr.ドカルトのSUPER工法クンポー基礎工事編を読破していたのだ。

ここでバイスはドリルの言葉を思い出す。
ユンボルはユデンの園のために存在している。
そしてバルはユンボル達を率いるものとして選ばれたのだ、と。
しかし、ぽっと出の新人に率いられるなどご免だと考えたバイス。バルの実力を試そうとする。

一方バルは、ドリルのシリアルナンバーについて考えていた。
ドリルの頭についていたユンボルホーンのシリアルナンバーは12-D。
ユンボルは11人しかいないと言う姫の話と矛盾している。
更にドリルの知識量の多さから、ドリルがユンボルについて何らかの情報を持っているに違いないと推理する。

ここでバイスが攻撃を仕掛けてくる。
その攻撃を工法クンポーダブルグラップルと見切ったバルは、バケットホイールローダー のかまえで応戦、ついにバイスを倒したのだった。

それを車の中で見ていた姫は、何故か舌打ちをしたのであった。
「うおおおっ!!!
それはDr.ドカルトのSUPER工法クンポー基礎工事編!!!
基本の型全てが集約されてるという幻の第@巻じゃねエかよ!!!」

クドイにも程があるだろ!
テレビショッピングも真っ青の説明台詞にビックリだ!

「そんなバカな!」
「てめーはしゃべるな」
「そんなバカな!」

しょべるなと言われてるのに、あえてしゃべるんだから、せめて実のある台詞言おうよ。

ユデンの園
さりげなすぎるダジャレ。危うく聞き流すところだったよ。
ユデンの園て!

「もし奴がキサマら如きに敗れる事があれば所詮はそれまでの男
その時はまた新たに仕立てるまでだ」

どゆこと…?
新たに仕立てるったって唯一ユンボルを作れるDr.ドカルトはもう亡くなってるんじゃないんですか?どうやって新たなユンボルを仕立てるって言うんだ?
謎が謎呼ぶ展開ですよ。

宇宙空間に重機
いいなぁ…この無茶なハッタリ感がすごくイイ。
少年漫画なんですもの。どうせならドデカイハッタリかましてほしいですよね!

「…ちっ」
姫、その舌打ちは一体何に対する舌打ちなんですか!?
次回、姫がどう出るのか…予断を許さない展開でございますよー!!


……ところで、ニッパは生きているんですか?
生きてますよね!?生きてますよね!?
私は信じてるぞニッパ!お前はこんな所でリタイアするような男じゃない、と!!
次回こそ、無事な姿を見せてくれニッパーーーーー!!!


第8工程「リメンバーリベッタ」
あらすじ バイスを生かそうとするバル。
しかし姫はそれを許さなかった。
怒りに燃えた姫はバイスに馬乗りになり、バイスの頭のユンボルホーンを引き抜く。
ユンボルホーンは脳と直結している。外せば、ユンボルは死ぬ。
それでも躊躇いなくユンボルホーンを外した姫。
しかし、激情が去った後、姫はバイスの遺体を前に静かに涙を流すのだった。

姫にかける言葉が見つからないバル。
ここでアッサリ起き上がるニッパー。
ニッパーに気を取られている隙に、姫は消えていた。
そして先ほどの騒ぎを聞きつけた建兵に追われ、逃げ出すバルとニッパ。

一方、姫はバイスの遺体を持って、バーのマスターの元に来ていた。
実はマスターは元重機士団総隊長の地位にあった男だったのだ。
マスターに一部始終を語る姫。
そしてそこからある結論に達する。
ドリルはDr.ドカルトである、と。

そして姫はドカルトと出会った頃の記憶をたどる。
ドカルトに拾われた姫。
「会いたいとは思わんかね 伝説の工事戦士バル・クロウに」
というドカルトの言葉にまんまと騙され、姫はバルをユンボル化する手伝いをしてしまう。

そんな過去を吐露し、マスターにすがりつき泣きじゃくる姫。
絶句するマスター。
そんな時、地震と共に現れたのはゲンバー大王だった。
「…てめー…」
何だ、そのバックのキラキラはーーッ!?
唐突に少女マンガ化しやがった!うっかり可愛いとか思っちまったよ!!

「何をしておる
そこをのけバル・クロウ!!!」
ドリフトキングはわらわだ!と言わんばかりのハンドルさばき。
姫かっこいいいいいいい!!!
姫の隣に乗りたいぜー。早い車に乗っけられても急にスピンかけられても姫の隣ならこわくないぜー。

「こやつは憎き敵の手先ぞ!!!
何故とどめをささぬか愚か者め!!!」
昨今、敵とアッサリ手を結ぶ漫画のなんと多いことか!
仲間や身内を散々殺されたのに、さっさとそれを忘れてしまうのは、やっぱりオカシイよ!
姫の反応は当然だよね。

「…何故
何故とどめをささぬか愚か者…
こやつは 憎き敵の手先ぞ…」
静かに涙を流す姫。
姫………

「どうしたんすか隊長
何か深刻そうじゃないすか」
普通に出てきやがったニッパーーーーーーー!!
おまっ意外と無事じゃないか!それならそうと早く言え!

「ニッパ!!!
無事だったのかお前!!!」
(忘れてた!!!)
忘れてたのかよ!!ヒドッ

「ちびったっすけど でかい方は先に済ませておいたんでギリギリ漏らさずに済みましたよ」
それはもはやギリギリアウトなんじゃ…
だが、いい!!
ニッパが生きていれば、それでいい!!
いっそ大もらしてたって無問題だ!!

オレの配慮が足りなかった
ここで己を責めるのが大人の男ですな。
姫の全てを包み込もうとするバルの器の大きさに惚れる。

いくら姫が姫とはいえ姫の姫っぷりには いつもエスプリがあったからだ
ヒメヒメ言い過ぎ!ヒメヒメ詐欺か!

「…そちには いつも気をつかわせる 重機マスター チュー・ブライン
元重機士団総隊長であったそちに このような仕事ばかりあしつけてしまうのは わらわとて心苦しい」

マスター重機士だったのか!!
子供なのに渋いバルに全く動じてないから只者じゃないとは思っていたが…

「ああ、ドカルトだ」
ドリルがドカルト!?
つまり博士は自分で自分をユンボル化したと!?
流石は博士番長。やることが規格外だ…

それにしても、このコマの姫の美しさは尋常じゃないな…

「バルはわらわが物心つく前よりの重機士で幼い頃はよく遊んで頂いたものです
しかしこの頃は――」
頬を染める姫のなんと可憐な事か!!
そして少女マンガ風な大人バルのなんとキモい事か!!

ニヤリイ
really?の発音で愉快な気持ちに…なれんよね。この掲載順じゃね…

「それは母体をもって形成されるスーパーナチュラル特別なスペシャルユンボル」
…………どゆ意味?まさか、姫がバルを産んだと…?
まさかまさかまさか…

「どうすれば良いマスター!
わらわは大変なあやまちを犯してしまったやも知れぬ」
姫…
誰か姫を護ってやって。バル、姫を大事にしてあげて…

「さあ 働こうか」
来ましたゲンバー大王は現場主義!!
確かに今最もHOTなのはここだよ!さすがはゲンバー大王わかってらっしゃる!

第9工程「ドカルトトラップ」
あらすじ ゲンバーに釘を打ち込み、車で逃げるマスターと姫。
姫は車中でマスターにゲンバー大王もユンボルであろうと推理する。
その話が終わると、前方に現れる巨大な手。
なんとゲンバー大王は地中を掘って、高速道路を走る車に追いついたのだ!
絶句するマスターと姫。
そこに上空からバルが降ってくる。
姫を護ると宣言するバル。

こうしてゲンバー大王とユンボル・バルの一騎打ちが始まったのであった。
優れた工事戦士は歩くより掘る方が早いと言われるが
歩くよりも早いって!!
モグラだって、そんなに早く掘れないよ!?
土の中の生物よりも高い掘削能力あるってこと!?どんな進化をたどったの工事戦士って!!

「釘!
釘か!!!
釘打機ピストル風か フハハハハァ!」
躊躇いなく目を狙う姫こえー
釘打たれても笑ってる現場ー大王こえー
銃までわざわざ工事用具に変換する武井先生こえー

「Key!!!」
英語にする必要性がわからん!
だが、なんか武井センスを感じる。

博士番長ロード・ドカルト108才
わしの年は108まであるぞ
(言ってみたかっただけ)

「何を驚く
そもそもあんなデカい人間がおるわけなかろう
常識的に考えて」
ワールド・ザンドっつーのは常識の通じる世界だったのかよ!?と逆に姫に聞きたいわ。

立ち去る際に振り返り
(ねーちゃん…)
と姫を恋しがるバイス
なんてこった!
バイスは姫を慕っていたのか!
その姫の手でバイスは…切な過ぎる…
なんつー運命のいたずらだ…

ユンボル工法クンポーアースクエイクラムハンマー!!!
為されるがまま土中に埋まるゲンバー大王がちょっぴりオチャメ。

「いいからお前は黙ってろ
ここはオレの現場でオレの仕事はお前を守ることだ
お前の仕事は国をつくる大切な姫
ここで死なせる訳にはいかんだろ」
幼児の姿でこの台詞言うんですよ!!
幼い姿。しかし口にする言葉は芯の通った男の台詞。
このギャップがもう、たまらないんだっつーの!!
もうホント、バルはかっこいいなー!

……バル…
そら姫もきゅんとなるわー。
っつか世の女性皆きゅんとなるでしょう。なりませんか?なりますよね?ね?

「…では」
「いざ尋常に――」
「工事!!!」
ここで「工事」という単語が入ることによって起こる、この腰砕け感。
これがたまらんのよ。クセになるのよ。

第10工程「そして建設へ―」
あらすじ バルとゲンバー大王の戦いは熾烈を極めた。そして―

5年後、とあるガソリンスタンド。
ファクトリア重機士団が暴れていると、背の高いロン毛の男が現れる。
その男に脅され、怯んだファクトリア重機士団は上司を呼ぶ。
その上司はユンボルに改造されたボリングだった。

ボリングを見た背の高い男は
「俺の仕事を教えてやるよ」
とアースムーバーを起動。実はその男はニッパーだったのだ。
ボリングを仕留めようとするニッパ。
それを「よせよ」と止めたのはバル。
死んだはずでは…と驚くボリングに、バルはゲンバー大王との対決の顛末を語った。

戦闘では確かにバルが勝ったが、しかしそれ以前からゲンバー大王の体は過労でボロボロだった。
世界の工事をバルに頼み、ゲンバー大王は静かに動きを止めた。

そんな過去を語り、そしてバルはボリングにかかってきたければかかってこいと言う。
そんなバルの余裕に気圧され、ボリングは逃走する。

その一部始終を見ていたドリルと10人のユンボルたち。
ドリルは遂にバルを見つけ、不敵に笑うのであった。

バルたちの進む道にはまだまだ困難が待ち受けるだろう。
だが、世界竣工のその日まで彼らは工事を続けていく。
バルたちの工事はこれからだ!

「そして建設へ―」
上手すぎ!
座布団あげちゃう!

「出来る事ならその気力の為人の為に使って欲しかったが こうなれば止むを得ん」
一文字変えただけであら不思議。
博愛精神に満ちた言葉が利己的台詞に早変わり。

クソッ
何てこった
緊張のあまり姫の後ろにマスターの霊が見えやがるぜ
ヘタレを自覚しすぎだニッパ!
キミはそこまで重症のヘタレじゃないぞ。
そのマスターは実体だ!安心しろ!

5年後ニッパ
脱ニートして身だしなみもバッチリ。
サラサラキューティクルヘアーが美しい!
シャツも「にく」から「MEAT」に進化。
って、お前肉にこだわりありすぎだろう。なんて意味のないこだわり…

「ボリングさん!!!」
ちっちゃくなっちゃった!!!

「はむかう奴はこのテツグンテで即殺し!そっころしだぜ!!!」
ボリングちゃん、わざわざ造語しなくっても瞬殺って言葉を使えばいいのよ?

10歳バル
かっこいいじゃないか!
かっこいいじゃないか!!!
この姿で連載始まってたら――
なんて未練がましいことは考えちゃいかんね!

「ちなみにこいつはユンボルの足パーツ カウンタビの重力コントロールの性能だ
重機がでけェアームをブン回すには倒れねーようにカウンターウェイトが必要だろ?その役割をはたすのがこいつさ」
その修行についても、色々考えてたんだろうなァー。勿体無い。見たかったな……

「フッ
奴は頭は良いが芝居は三流
全て承知の上での事よ」
何もかもわかった上でドカルトに踊らされていたというのか!!!
やっぱりゲンバー大王はカッコイイ!!男の中の男だな!

ユデンの園の鍵
カタカナでユって…なんて凄まじいデザインなんだ…

世界の工事を頼んだぞ
なんて名台詞だよ。
ゲンバー大王の台詞は何もかもかっこいいよ。

「オレとやりあう前からすでに大王の体は働きすぎでボロボロだったんだ」
それでも工事を止めなかった…
男の生き様かくあるべし!
ゲンバー大王は最高にかっこいいな。

「地下活動に専念した」
「工事戦士だけに!」
芸人のツッコミっぽいなー。相方気取りかよボリングー。

「う…!
や…っやってやる!
いつか必ずやってやる!!!」
いよっMr.ヘタレ!

ラストのコマ
バ…ッ、バ…バイ…バイ……バイスがおるーーーーーーッ!!!
しかも大きくなっとるーーーーーーッ!!!
ちょっこっちに向いて!よく顔を見せて!

というわけで……早すぎる最期を迎えてしまったユンボル。
まさか10週で終わるとは…
しばらくこのショックからは立ち直れそうにありません。
がっかりだ…があっかりですよぅ…
今はとりあえずコミックスの描き下ろしを楽しみに待ちます。

熱く心燃えたぎらせユンボルを読む日々はとても楽しかったです!!
武井先生、短い間でしたがありがとうございました!


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